目の悪さをチェックする方法〜やるべき視力回復トレーニングにざっくりとアタリを付けるやり方とは?〜その1〜 自分の目のどの部分が悪いのかを何となくチェックして把握する方法です。 この記事は見切り発車的なところがありますので、 追記するかどうかは状況次第です(^^;) 強度近視や軸性近視を治す方法と具体的に絡めて行くのかは未定です。 (2016/08/16追記) 目の悪さをチェックする方法〜やるべき視力回復トレーニングにざっくりとアタリを付けるやり方とは?〜その2〜 チェック1.外などの明るい場所だと視力が出るのに、部屋など暗い場所だと極端に視力が落ちる自覚がある場合 基本的に、明るい場所(特に晴天)では、瞳孔が小さく絞られるので、 ピンホール効果で焦点深度が深くなるため、視力が出易くなります。 (2016/08/09追記) チェック1(補助A).瞳孔(虹彩筋)の稼動範囲や動き方を実際に自分で見て把握する方法〜 視力回復メガネ/ピンホール・アイマスクなどはこの原理です。 明るい外と薄暗い部屋の中とで、 同程度の距離(例えば4〜5m先)の対象物の見え方が明らかに差がある場合、 ちょっと乱暴ですが、 水晶体の薄さが同程度なのに、視力には差が出ていると言えます。 外で太陽がばっちりと出ている時は良く見えて、 ちょっと雲に隠れると極端に視力が落ちる場合ということを経験している方も 少なくないかも知れません。 明るい所で目の見え方が良くなる理由には、色々な可能性が考えられますが、 目が良くなるケース1:瞳孔(虹彩筋)が絞られることによるピンホール効果が強まっている 目が良くなるケース2:瞳孔(虹彩筋)が絞られることで乱視による低下要因が弱まっている 目が良くなるケース3:瞳孔(虹彩筋)が絞られることで乱反射などによる低下要因が弱まっている 目が良くなるケース4:単眼複視による分解能低下要因が弱まっている 目が良くなるケース5:複視(両眼)による分解能低下要因が弱まっている 目が良くなるケース6:斜視による分解能低下要因が弱まっている 目が良くなるケース7:光感度が落ちてダイナミックレンジが狭くなっている と、大きな病的なケースを除けばこんなところでしょうか? 目が良くなるケース1:瞳孔(虹彩筋)が絞られることによるピンホール効果が強まっている に着目すれば、 瞳孔(虹彩筋)自体はまあまぁ動けていることは証明されてるとも言えるワケで、 強い光じゃなくても瞳孔を絞れるようになれれば常態的な視力アップが見込めるわけです。 視力には影響しない!とハッキリ書かれていることも少なくないなど、 何故か重要視されない瞳孔(虹彩筋)の働き(^^;) 特に老眼改善を謳ってる方法は全然虹彩筋を重要視してないんですけど、 水晶体や毛様体筋を動かすトレーニングの結果というより、 輻輳連動の自動的な縮瞳運動で、 知らずに虹彩筋が鍛えられてたまたま結果が出ただけな方が多いんじゃない? とも思うんですよね。 いきなり話が逸れましたが、戻します。 さて・・・ 逆に外の明るい状態でも視力変化の実感が無い方は、 瞳孔(虹彩筋)が絞られて焦点深度が深くなってすら網膜に届かない そもそも瞳孔(虹彩筋)が十分に動いていない(絞り切れていない) という可能性が考えられます。 視力云々以前にまぶしいと感じてしまって、 見え方の違いどころじゃない方もいらっしゃるかも知れません。 それでも時間の経過と共に視力アップを実感出来たならば、 瞳孔の稼動範囲はそれなりだけど光順応の部分に弱い部分があるのかも知れません。 この視力で十分と思うならば、 瞳孔(虹彩筋)を鍛えるトレーニング(主に筋力) ⇒一般的なトレーニングアリ 瞳孔(虹彩筋)のバランスを調整するトレーニング(主に光順応と脳) 辺りに重点を置けば良い事になります。 この視力では不十分と思うならば、 もっと総合的/根本的に視力改善するトレーニング が必要となると思います。 問題なのは、瞳孔が狭まることで視力回復していると勘違いしているケースでしょう。 気付かずにこのルートにはまってなかなか視力改善が進まないと悩んでる方も 少なくなさそうに思います。 (ご参考)瞳孔の大きさでどの位視力は変わるのか?⇒ 視力回復のために知りたい眼のメカニズム|独自まとめその20|瞳孔サイズの変化による視力値の変化シミュレーション 【視力回復の研究】縮瞳(ピンホール効果)による視力アップ予測|新・視力回復法 視力回復のために知りたい眼のメカニズム|独自まとめその16|ピンホール・アイマスクでの焦点深度とディオプターの変化などを調べてみた スポンサードリンク 目が良くなるケース2:瞳孔(虹彩筋)が絞られることで乱視による低下要因が弱まっている 瞳孔中心(視軸中心)から離れるほど、 乱視の影響を受ける目の構造をしている、とも言えます。 つまり、瞳孔が大きく開くほど、乱視の影響が目立ってくる。 瞳孔縮小(縮瞳)によるみかけの乱視改善が起こりえる、 上記以外の視力低下原因/要因も羅列してみます。 角膜曲率の変動が瞳孔中心から離れるほど大きくなっている(実は単性乱視じゃない) 角膜〜水晶体の相互乱視打ち消しあいが瞳孔中心から離れるほど不完全 (涙不足/涙成分不良)による不正乱視が瞳孔中心から離れるほど酷い (まぶた脂肪圧迫)による不正乱視が瞳孔中心から離れるほど酷い コンタクト装用によりエッジ付近の角膜のキズ/外傷が多い 目のこすりにより角膜外縁付近のキズ/外傷が多い 夜になると副交感神経優位になるので、瞳孔括約筋が強め傾向になり、 瞳孔が縮小する気がしますが、結局暗いと瞳孔は開いちゃうわけです。 虚像/偽光が少ないほど、あるいはコントラストが高いほど、 脳はピント調整や、映像補正がし易くなるワケです。 医学素人なのでテキトーですが、 両眼の映像差による補正や、直線などの輪郭抽出で映像補正がされると 考えると、偽光が減るほど補正精度が高くなるのは当然ですよね? この視力で十分と思うならば、 かつ、光量不足が脳内の映像補正にさほど影響を与えない状態の目ならば、 瞳孔(虹彩筋)を鍛えるトレーニング(主に筋力) 瞳孔(虹彩筋)のバランスを調整するトレーニング(主に光順応と脳) 辺りに重点を置けば良い事になります。 この視力では不十分と思うならば、 もっと総合的/根本的に乱視含めた視力改善するトレーニング が必要となると思います。 もちろん乱視の場合には、 視力自体があがると、乱視がみかけ弱まるので、 ケース1と厳密に切り離すのは困難です。 基本的には複合している可能性を念頭に置いておくことが必要と思います。 眼鏡屋さんでの度数調整で、乱視の補正を入れる代わりに、 近視度数をアップしてカバーしましょうと勧められた経験がある方が多いかと思います。 あれと同じ原理です。 目が良くなるケース3:瞳孔(虹彩筋)が絞られることで乱反射などによる低下要因が弱まっている 眼球内光路上の問題が多い目ということになります。 不正乱視の一要因ともされる白内障の始まりかけな状態とも言えます。 加齢や酸化による組織の変性で部分的に透明度が下がった部分が出てくると、 眼球内部(硝子体や水晶体)での異常屈折や乱反射で、 網膜に届く偽光が多くなるわけです。 一応項目分けしましたが、 鏡で見て、眼の中に白く濁ったり、異物が見える場合には判断出来るでしょうけど、 このケースを見え方だけで自力で見分けるのは事実上困難だとは思います(^^;) 白内障の種類や進行部位には幾つかあり、大きな分類だと、 前嚢下白内障 皮質白内障 核白内障 後嚢下白内障 となっていて、 病的なものを除けば、老化/加齢などによるものは、主に 皮質白内障(水晶体皮質の外から中央に進行) 核白内障(水晶体核付近から進行) となるようです。 瞳孔を絞れば、症状が改善するという状態になっているという可能性は十分にあります。 目が良くなるケース1:瞳孔(虹彩筋)が絞られることによるピンホール効果が強まっている で書いた、 視力云々以前にまぶしいと感じてしまって、 見え方の違いどころじゃない方もいらっしゃるかも知れません。 それでも時間の経過と共に視力アップを実感出来たならば、 瞳孔の稼動範囲はそれなりだけど光順応の部分に弱い部分があるのかも知れません。 ⇒目のかすみ、まぶしいなどが強くて耐えられない場合には、 白内障が進行している可能性も考えられます。 白内障の進行原因は解明されておらず、最終的な治療方法は手術以外に無いですが、 日本で認可されていない治療効果が高いとされる薬剤が国外では認可されているようです。 これが本当に副作用が無くて効果があると良いんですが、ざっと調べるとどうも・・・(^^;) とりあえず、白内障進行の原因は栄養/酸素ブロック説という自分の仮説が正しくて、 瞳孔と水晶体の詰まり(医学用語では瞳孔ブロック)を改善することで 進行を止められるのが本当だと良いんですけどね・・・ ご参考⇒白内障と老眼/近視と虹彩筋(新常識?)〜白内障進行の真のトリガーは酸素と栄養不足?〜視力回復トレーニングで白内障を予防可能?〜そして、隅角閉塞症(狭隅角)との関係とは?〜 硝子体だと、 飛蚊症のポケットが多かったりしても、 屈折率に影響を与えて乱反射が増えるかも知れませんが、 医学的には、 基本的には、たんぱく質やコラーゲンの変性部が、 乱反射の大きな要因として捉えられてるっぽいです。 水晶体の場合よりは、 瞳孔を絞れば、症状が改善するという状態にはなりにくい気はしますが、 可能性は十分にあります。 とりあえずは、この視力で十分と思うならば、 かつ、光量不足が脳内の映像補正にさほど影響を与えない状態の目ならば、 瞳孔(虹彩筋)を鍛えるトレーニング(主に筋力) 瞳孔(虹彩筋)のバランスを調整するトレーニング(主に光順応と脳) 辺りに重点を置けば良い事になります。 この視力では不十分と思うならば、 もっと総合的/根本的な視力改善するトレーニング が必要となると思います。 ただし、先に書いたように、白内障が進行している場合には、 一時しのぎである可能性もありますし、 自分の仮説が正しいなら、白内障の改善はしないまでも進行が止まるなどの 効果がある可能性はありますが、現状では、なんとも言えません。 普通の生活が不健康過ぎて、 明らかにビタミンやルテインなどが常時不足しているなどの自覚がある方は、 サプリメントの摂取などで進行抑制や、若干の改善を得られるかも知れませんが、 そうでない方は、別の手立てが必要かと思います。 白内障の可能性を感じたら、 まずは眼科受診するのが正しい方法かも知れません。 目が良くなるケース4:単眼複視による分解能低下要因が弱まっている 目が良くなるケース5:複視(両眼)による分解能低下要因が弱まっている この症状は、眼病というよりも脳疾患などであるケースも少なくないようなので、 基本は眼科や脳神経科などの受診で、 本当に病的な疾患じゃないのかをまずは確認するのが、安心と思います。 ・・・ということを踏まえた上で、 この視力で十分と思うならば、 かつ、光量不足が脳内の映像補正にさほど影響を与えない状態の目ならば、 瞳孔(虹彩筋)を鍛えるトレーニング(主に筋力) 瞳孔(虹彩筋)のバランスを調整するトレーニング(主に光順応と脳) 辺りに重点を置けば良い事になります。 この視力では不十分と思うならば、 もっと総合的/根本的な視力改善するトレーニング が必要となると思います。 スポンサードリンク 目が良くなるケース6:斜視による分解能低下要因が弱まっている 重度の斜視の場合には、そもそもが片目視力に頼ってる可能性が高いため、 それら含めて改善したい場合には、瞳孔調節に頼る方法は避けるべきかも知れません。 ・・・ということを踏まえた上で、 この視力で十分と思うならば、 かつ、光量不足が脳内の映像補正にさほど影響を与えない状態の目ならば、 瞳孔(虹彩筋)を鍛えるトレーニング(主に筋力) 瞳孔(虹彩筋)のバランスを調整するトレーニング(主に光順応と脳) 辺りに重点を置けば良い事になります。 この視力では不十分と思うならば、 もっと総合的/根本的な視力改善するトレーニング が必要となると思います。 目が良くなるケース7:光感度が落ちてダイナミックレンジが狭くなっている 眼の錐体細胞/桿体細胞での受光やプレ処理、脳側の処理に問題がある場合です。 コントラストが低下すると、輝度の低いモノが見えにくくなります。 自分は、虹彩の問題だけじゃなく、 脳のモード的なものが変わっていることの影響が大きいと考えています。 皆が誰しも使える方法では無いと思うんですが、 ピントは無視して、一瞬眼鏡をかけた時の明暗の度合いや、色合いの見え方が、 極端に違っている場合には、ダイナミックレンジが落ちていると判断してました。 大抵このような状態になってる場合には、個人的経験から言うと、 水晶体の動きも悪くなり、「見ている」モノからの刺激では簡単に改善しません。 試行的にアップしている「真・視力回復法ー視力回復のための補助ツール01」 に書いた、見え方の差異が発生している状況でもあります。 この視力で十分と思うならば、 かつ、光量不足が脳内の映像補正にさほど影響を与えない状態の目ならば、 瞳孔(虹彩筋)を鍛えるトレーニング(主に筋力) 瞳孔(虹彩筋)のバランスを調整するトレーニング(主に光順応と脳) 辺りに重点を置けば良い事になります。 この視力では不十分と思うならば、 もっと総合的/根本的な視力改善するトレーニング が必要となると思います。 ・・・と、書ければきれいに揃うんですが、 恐らくこのケースにはまっている場合には、ちょっと状況が違っていて、 眼と脳のバランスを調整するトレーニング というトレーニングに重点を置く必要があると考えます。