【新常識】ドライアイを改善したい?すぐに涙の分泌量を増やす方法(理論+実践法)〜自力回復経験からの新解消/改善法〜軸性近視の視力回復トレーニングで治った経験から導き出したドライアイ新回復理論とは? Hypothesis: a major cause of dry eye: physical stimulus shortage of the main lacrimal gland. 仮説:ドライアイの大きな原因:主涙腺への物理刺激不足 はじめに 視力回復過程の中で、 乾き目がいつのまにか改善され、瞳が潤うようになった経験からの見解です。 目薬や、目や目の周りの温めなど、必要なくなって久しいです。 もう1年以上になるでしょうか? だらだらと長文です(^^;) ・・・ってことで、 ポイントをちょっとだけ前書きしておきますね。 自身の乾き目が治った経験からの仮説 涙不足による乾き目/ドライアイは、物理的問題によっても起こる ⇒ その場合、自力で治せる可能性が高い そして、具体的な方法も示唆しています。 ドライアイ〜症状 ドライアイ ? Wikipediaより抜粋。 以下の症状が発生する。 目がゴロゴロする 光がまぶしい 目の痛み 視界がかすむ 10秒間以上目をあけていられない 目の乾き 目が重たくなる 視力の低下 結膜炎など、目の感染症にかかりやすくなる 実際のドライアイの診断基準としては、 BUT (Tear film break-up time) 涙液層破壊時間⇒5秒 みたいです。 ちょっと突っ込み 正常な方の目は、 成人のまばたきの標準が3秒に1回(秒間20回程度)とされてます。 平均的に3秒に1回が人間の正常な生理と考えると、 ドライアイ診断基準の5秒ってのは妥当な気がします。 でも「10秒以上目を開けてられない」というのが、 一般的なドライアイのチェック方法として広まってますよね? 何か、10秒目を開けられない! 自分はドライアイかも?眼科に行った方が良い? ・・・と、 過剰に反応している印象の書き込みがヒットするんですけど、 まずは、苦しい、視力が急激に下がったなどの自覚症状があるかどうかじゃないでしょうか? 先に挙げたような自覚症状が無ければ、 別に気にする必要は無いんじゃないでしょうかね?(^^;) (個人の感想です) ドライアイ〜原因/要因(とされているもの) ドライアイ ? Wikipediaより抜粋。 角膜上の涙液は、油層、水層、粘液(ムチン)層で構成され、 いずれかの要素が欠乏しても安定性が崩れドライアイとなる。 主にテレビ、コンピュータの画面を見る行為等による目の酷使 冷暖房による空気の乾燥化 コンタクトレンズの装着により発生が増加 ・・・するといわれる。 コンピュータ作業(VDT作業)によるドライアイは、 画面を凝視し瞬きの回数が減少することによると考えられている。 また、コンタクト装着によるドライアイのうち、 ソフトコンタクトでは表面から涙液の蒸発量が増すため症状を引き起こす。 現代人は目を酷使する事が多く、一般的なオフィスでは約30%がドライアイと言われる。 コンタクトレンズを装着していると、その率は約40%と更に上がる。 ドライアイも多因性(とされてます) 上にあげたドライアイの要因は、Wikipediaから参照したので、少なめです(^^;) 実際に要因とされているものはもっと多いです。 ドライアイの検査方法、治療方法などまでの流れも知りたい方は、 1ページで大枠を知れる、 日本眼科学会:目の病気 ドライアイ が入門としては読み易いと思います(^^;) 結局は、 涙の分泌量調節のメカニズムが崩れていることに他ならないわけですが、 医学の世界では、 それこそぱっと見でもものすごい数のドライアイ研究が進められているようです。 涙の分泌量調節のメカニズムと一言で言っても、 脳神経システムから、まぶたの分泌機構から、 その構成要素は盛りだくさんですから、 着目点はたくさんあるワケで、大変ですね(^^;) ドライアイ/乾き目〜生活習慣に問題あり? 年々増えている・・・何故そうなるか?については、 昨今の生活事情で、エアコンの乾いた風に晒される時間が多くなったから、 PCやスマホなどで画面をまばたきもせずに見つめている時間が増えたから、 コンタクト装用者が増えたから、 コンタクト連続装用時間が長時間化し、みんな長く使ってしまうから、 ストレスを抱えた生活を強いられてるから、 ・・・など、生活習慣的な問題に起因するという論調が多いでしょうか? あとは、加齢で涙の産生そのものが減る、あちこち緩んで涙が溜めにくくなる、 なんて理由もありますね。 まぁ、そうなんだろうね? と、ある意味納得し易い理由で説明されるので、 何となく納得してしまいますね(^^;) まばたきの回数が少なくなったから・・・が原因ならすぐに治せそう? ドライアイ解消の最善の解決策/改善策は、 まばたきをたくさんするように気を付ければ良い! ・・・とは、言うものの、 簡単そうに見えるこの解消法・・・ 実際には、なかなか実践出来ないという方も少なくないんでしょうね(^^;) あとは、 すでにまばたき回数を普通に戻すだけでは、もはや改善出来ない状態に何かが悪化した ・・・と、知らずに悪化スパイラルに足を突っ込んでしまっている可能性もありますよね? さて・・・ ドライアイ〜病因によるもの ドライアイ ? Wikipediaより抜粋。 薬や他の病気によって症状がでることもある。 代表的な病因は以下のとおり。 油層の異常:マイボーム腺機能不全 水層の異常:シェーグレン症候群 粘液(ムチン)層の異常:スティーブンス・ジョンソン症候群、眼類天疱瘡 レーシック術後3ヶ月位は、起きるとされる。 自己組織破壊のシェーグレン症候群 シェーグレン症候群って何かにつけ目に留まります。 Wikipediaによると、シェーグレン症候群は、 2008年調べで10万〜50万人の患者数。 世話人代表挨拶 ドライアイ研究会 によると、 2003年都心部調べからの類推で?2200万人の患者数とされてるようです。 10年以上たった今現在の実際数はどうなんでしょうね? 何れにしても割合を考えると、シェーグレン症候群が主因ではなさそうです。 ドライアイも決定的な治療法/解消法が無い理由? 多因性だから難しいんだよ! それは、そうかも知れません。 目に異物を入れて目にストレスをかけるコンタクト・レンズ、 その装用者にドライアイが多いならば明白なんですけど、 眼鏡をかけてるのに、乾き目/ドライアイに悩む方々も少なくありませんよね? 自分もそうでしたし。 でも、病気の方をターゲットとし、その病気の症状だけを改善しようと考えるから、 何かを見落としてしまってる可能性って無いでしょうか? 医療関係の方は、自力で治せた方々の事例をどう考えてるんだろう? いわゆる民間療法や東洋医学系のアプローチで治った方の事例ね? まばたきを増やしたら治った! 眼輪筋を鍛えたら治った! 目を温めたら治った! マッサージしたら治った! ツボ押ししたら治った! この母数と改善した方の実態が分からないとなんとも言えないですが、 仮に自力で治せてる方々が少なくないとしたら? 医療研究は、そこにこそ、着目すべきじゃないかとも思うんですよね。 そして、自力で治せなかった方も、 もう少しだけ違う解消法でアプローチしたら、実は治せてたとしたら? 今回は、自身の乾き目/ドライアイ?の改善経験から、 こうしてみたら良いんじゃない? ・・・というお話です。 ドライアイ?とクエスチョン付きなのは、 眼科の診察を受けて、明確に診断されてないから・・・です。 先の9個のチェックリストだと、軽く7個引っ掛かります(^^;) 余談 ちょっとこれも、場合によっては、 市場へのインパクトが地味に大きいかもなぁ・・・と、 ぼかしてた部分への言及です。 いや・・・実に単純な話なんですけどね(^^;) もちろん、涙腺の炎症、マイボーム機能不全、 シェーグレン症候群(自己免疫疾患で涙腺細胞を破壊)など、 本当に疾患を抱えている場合には当てはまらないことに 注意して下さい。 自分のケースで改善した要因を分析する 以前の幾つかの記事で書いていたように、 目薬が手放せない⇒どんどん使う⇒効かなくなる⇒違う目薬を渡り歩く という時期もありました。 それが嫌になり、 基本的に、乾き目や目の辛さを我慢して慣れる という選択をしたわけです。 どうしても我慢出来ない時に使うレベルに抑えたわけですが、 当然、だからと言って、乾き目は改善しませんでした。 乾き目/ドライアイが治った原因は・・・ もちろん、視力回復模索過程での色んな要素が相互影響し合って、 意外な原因を知らずに治せてた(@@) という可能性はゼロではありませんが、 ここで書く推測は恐らくあってるんじゃなかろうか?とも思ってます。 とりあえず、2つに絞ってみました。 乾き目/ドライアイを引き起こしていた原因と治った理由を2つ仮定 ドライアイ原因1:(刺激不足)二重まぶた化 and/or 視力回復トレーニングで、涙腺への物理or反射刺激が増えて改善した ドライアイ原因2:(血行不良)眼球運動で、外直筋内側を走行する動脈/静脈の圧迫が減り、産生が正常になり改善した ・・・と、その前に・・・ もっと眼(角膜)の構造やまばたきと涙のメカニズムの基本を知りたいという方 先に、眼(角膜)の構造や、まばたきと涙の関係について知りたいんだけど? ・・・という方は、 こちらの記事を先にどうぞ(あまり入門的ではありませんけど)⇒ 【近視回復の研究】 ムチンで視力は本当に回復する?(ドライアイの眼の状態と治療の美しいCG動画あり) まぶたと涙3層の動きは、あくまで、このCGを作成した方達がそう考えている動き・・・・であって、 本当にこの動きが真実なのかは分かりませんが、非常に参考になります。 今回書くのは、下の記事でボカした部分です。 ドライアイの治し方|まばたきと涙、ムチンと油〜視力低下と近視予防とドライアイ改善に大事なもの 涙腺を涙嚢って誤記してますね。トラップじゃありません、本当に間違えました(^^;) ドライアイ原因1:(刺激不足)二重まぶた化 and/or 視力回復トレーニングで、涙腺への物理or反射刺激が増えて改善した ・・・に入る前にもうひとつ、ふたつ・・・(^^;) さて・・・ 涙腺はどこにある? 涙腺はどこにあるかご存知ですか? 涙腺の説明には、こんな感じの図が良く使われますよね? なるほど、この図ベースで考えると、 軽くまばたき運動などで改善されると錯覚?するのも分かります。 え? どういうこと? By 元画像の履歴はImage:Tear system.svgをご参照ください。私User:was a beeがその元画像を翻訳・整理。 - Image:Tear system.svg, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=705503 cc-by-sa-2.5 ちょっとここで、視点を変えて・・・ 涙腺ってどんな構造? こんな感じの構造です↓ ただし、この図は、涙腺そのものの構造図ではなく、単純な腺房というものの図です。 Wikipedia先生に良い図がありませんでした(^^;) 涙腺はこれがもっとたくさん重なっていて、 幾つかの排出管が、まぶた裏に出ているという構造になっているようです。 By Artwork by Holly Fischer - https://open.umich.edu/education/med/resources/second-look-series/materials - Histology of Glands Slide 9, CC BY 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=24367141 まぶたの独特な動きで、鼻涙管に押し込むんで排出する ・・・という、 排出メカニズムと理論については、 幾つかの仮説が議論されているんですが、 涙腺については、圧迫刺激で涙腺から涙を押し出せる ・・・という可能性については、 医学的に明確な記述を見付けられませんでした。 でも・・・色々と見ている限りは、 溜まってさえ入れば、押せば出る構造ではあるっぽい。 ・・・ということを大前提で理論展開します(^^;) まぁ、理論というほど大層なものでは無いですけど・・・ 涙液分泌減少型ドライアイと診断された方へ 涙腺に涙がそもそも十分に溜まらない、 ・・・という涙液減少型のドライアイの方には効果が無いかも知れません。 ただし、現在の検査方法(シルマー検査など)では、 涙腺には溜まってるんだけど、涙として出せてない 涙腺にも溜まってなくて、涙として出せてない ・・・の判断が付く簡易な検査方法は無いと思うので、 ひとまず読んでみる価値はあるかも知れません。 さて・・・ 涙腺は本当はどこにある? 主涙腺と副涙腺とに分けられていて、 一番排出量が大きく、色々な成分が入っているのが、主涙腺で、 上結膜円蓋部(白目とまぶたが繋がってる辺り)に排出管が接続されてます。 下図の眼球の上にちょこんと乗ってる数の子みたいな組織がそれです。 表現的にはアーモンド形状呼ばれてるみたいですけどね。 By Henry Vandyke Carter - Henry Gray (1918) Anatomy of the Human Body (See "Book" section below) Bartleby.com: Gray's Anatomy, Plate 776, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=899226 え?副涙腺ってなに? 一般的な説明では、主涙腺しか出て来ませんが、 涙液を構成する成分を産生する細胞は色々と存在します。 ふ〜ん 秘密がわかったわ!眼球を良く動かせば、数の子みたいな涙腺が刺激されて涙が出るようになるのね??? あ〜、やっぱり、この図見ると、そう見えちゃいますよね(^^;) ちょっと、そこを説明するのは簡単ではありません。 ここでは、この図で涙腺がちょっと乗りかけているのは、 外眼筋の一つの上直筋ではなく、まぶたを引き上げる上眼瞼挙筋ですよ! とだけして置きます。 とりあえず、先に進みます。 涙の「基礎分泌」と「反射性分泌」と「情動性分泌」 涙分泌は、その産生刺激によって、3つの種類に分けられます。 「基礎分泌」(少量) 非常に少ない量ですが、常時分泌される涙。 「反射性分泌」(大量) 角膜/結膜/まぶたなどへの物理刺激などにより、反射的に分泌される涙。 「情動性分泌」(大量) 感情により分泌される涙。 人間特有とされてます・・・けど、分かんないですよね?(^^;) 涙の分泌の正しい説明は? この辺りは(も?)研究が盛んで、 基礎理論自体に手が加わるようなブラッシュアップ?が行われてるようです。 例えば、国外の文献を自分が調べた限りでは、 「基礎分泌」 ⇒ 副涙腺 「反射性分泌」 ⇒ 主涙腺 「情動性分泌」 ⇒ 主涙腺 というような涙腺毎に役割分担されていた基礎理論も近年では、 全ての涙分泌に関わる細胞や神経システムなど機構/機能は、 ひとつのユニット/システムとして総合的に反応/応答する というような考え方 ・・・に変わってるみたいです。 ついでに書くと、 分泌成分も実は主涙腺と副涙腺でほぼ一緒じゃない?という話もあるようです。 涙液成分を産生する細胞群をリストアップしてみます。 主涙腺(眼窩部、眼瞼部:一部割れてるだけで繋がっている) 副涙腺(クラウゼ腺、ヴォルフリング腺) 杯細胞、ヘンレ陰窩、マンツ線(ムチン生成) マイボーム腺、ツァイス線(脂質/油分) となってるようです。 なんか聞いたことない言葉がいっぱいなんですけど? ただし、ヘンレ線、マンツ線、ツァイス線は、 記事や文献で違い過ぎてよく分かりませんが、 細胞分量比的に影響は小さいっぽいのでとりあえず追ってません(^^;) 副涙腺(クラウゼ腺、ヴォルフリング腺)の数もバラバラですね〜。 あちこちからで見かけた数の幅を示すと・・・ クラウゼ腺(結膜円蓋:上:20〜60個/下:6〜8個) ヴォルフリング腺(結膜円蓋:上:2〜5個/下:1〜3個) 下まぶたにはあんまり無いということですね。 では、主涙腺とその他腺細胞の涙液の産生比率は? ・・・というと、色々見たものを合わせると、 40%〜95% ・・・などと記述の幅が広過ぎて、 平均が何処なのか良く分かりません(^^;) 色々といまいちはっきりしませんね? ってか、なんのことかさっぱりわかんないんだけど・・・? でも、何れにしても自分に必要なのは、 主涙腺に直接物理刺激を試みるのは正攻法? ということと、 反射刺激として役に立ったものがあったとしたらそれは何? ということだけなんですけど、 答えが出ませんね〜(^^;) 次に・・・ 涙が出る反射刺激 じゃあ、涙が出る反射刺激ってどんなのがあるの? と調べて見ると、 角膜/結膜/まぶた周辺への、接触、強い光(明るい光)、温度、風、音、化学変化 ・・・などの例が多いでしょうか? もちろん、異物が目に入るのは最高レベルに近い刺激なのは分かりますが、 音刺激とか意外な感じがするものもあります。 ちなみに、 角膜上の神経写真を見ると螺旋を描いてかなりの密度です。 角膜への異常を迅速に感じるためと思いますが、角膜には痛覚しかなく、 体感的な痛みの敏感さは、皮膚の300から600倍とか(うろ覚え)(@@) 角膜、結膜上皮、まぶた周辺などからの感覚神経刺激は、 三叉神経(第X脳神経)の一箇所に入ります。 頭で考える前に、反射的に迅速に対応しなければいけない処理の場合、 橋/脳幹で必要な核に折り返され、 瞬目反射(まぶたを閉じる)、流涙反射(涙を流す)などの 反射運動が迅速に起こされますが、それぞれ経路が違います。 流涙の反射弓⇒顔面神経(第Z脳神経)の上唾液核から 閉眼の反射弓⇒顔面神経(第Z脳神経)の運動核から 上で、 三叉神経(第X脳神経)の一箇所に入りますと書きましたが、 ざっくり言えば、交通枝なるものだったりで、 顔中、頭中の感覚神経は、結局ほとんど連絡してしまっているようで、 例えば、 強く辛い刺激を舌に受ける⇒涙が出る ・・・など、 「反射」で涙を出す刺激要因は実に様々なものがありそうです。 もっと具体的な神経経路を書いて見ると・・・ 角膜刺激(目にゴミが!)→ 涙腺神経→眼神経→三叉神経第1枝(長毛様体神経)→三叉神経節→ 三叉神経脊髄路核→両側顔面神経弧束核→ 上唾液核→中間神経(Z)→大錐体神経(Z)→翼口蓋神経節→ 上顎神経(V1)→頬骨神経(V2)→涙腺神経(V3)→涙腺(涙を流す) ・・・というような感じになります。 ちなみに、 涙分泌細胞は、基本的に交感神経/副交感神経の両方で行われ、 副交感神経からの分泌刺激の方が強いみたいですが、 交感神経が優位になってると涙が出なくなるというワケでは無さそうです。 ここで、重要なのが、 これだけ厳重な角膜状態の悪化を検知する神経システムが構築されているのに、 何故乾き目/ドライアイになってしまうのかしら? ・・・ということです。 医学界としては、 これだけのシステムが構築されているのに涙が足りない症状になってるんだから、 システム自体に問題が発生、つまり、目の何処かが病的に悪くなって、 基礎分泌や反射性分泌が減ってしまってるんだろう? ・・・という発想寄りなんだと思います。 涙が出ないことについて、医学的な発想だと、例えば、 何らかの原因で角膜刺激への神経応答レベルが低下あるいは麻痺状態になってしまっている 何らかの原因で角膜刺激が中枢に届かない状態になってしまっている 何らかの原因で中枢から涙を産生する命令が出なくなってしまっている 何らかの原因で涙を産生する命令が涙腺機構に届かなくなってしまっている 何らかの原因で涙を産生する機能自体が低下してしまっている ・・・というような感じになると思います。 自分的発想だと、 自身の乾き目/ドライアイは確かに治ってる!という事実を合わせて考えて、 物理的変形/変位の問題で、主涙腺に物理刺激(圧迫刺激)が与えられなくなってしまっている 物理的変形/変位の問題で、主涙腺に必要だった何らかの反射刺激が与えられなくなってしまっている 物理的変形/変位の問題で、主涙腺に材料(血液)が十分届けられなくなっている ・・・というのが加えられるでしょうか? 上の2つで、 ドライアイ原因1:(刺激不足)二重まぶた化 and/or 視力回復トレーニングで、涙腺への物理or反射刺激が増えて改善した ・・・となるワケです。 次のドライアイ原因2 ドライアイ原因2:(血行不良)眼球運動で、外直筋内側を走行する動脈/静脈の圧迫が減り、産生が正常になり改善した やっぱり、涙そのものがうまく産生出来てないのは血が足りないからだよ! 大量の涙・・・生成の原材料は血液・・・ 涙腺に接続されている動脈と静脈ってそれぞれ一本だけだよね? 他の組織からも独立しているし・・・ さらには、涙腺神経も血管にとっては、涙腺は通過点。 涙腺内で動脈、静脈が折り返すような血流独占な構造じゃないんですよね。 涙腺神経も、動脈、静脈も、涙腺を通りながら、おでことか別のところに回ってます。 ちょっとこの図だと、どう圧迫されてる可能性があったのか良く分かりませんけどね(^^;) By Henry Vandyke Carter - Henry Gray (1918) Anatomy of the Human Body (See "Book" section below) Bartleby.com: Gray's Anatomy, Plate 514, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=540498 はじめに、や、プロフィールからも辿れるところにも書いてますが、 基本的に、独自理論に基く「目の使い方」で、 日常を終日トレーニング状態にしている以外は、 ツボ押しやマッサージ、サプリメントに頼るとか、 費用をかけた特殊なことはしていません。 血行が改善したことが理由だったと仮定した場合、 やはり運動的なコトだけで治ったとしか考えられません。 ・・・と、ここまで書いてきてアレですが、 出来合いのフリーの図だけだとピント来ないですよね(^^;) ちょっと踏み込んだ説明もしにくいです。 スポンサードリンク ・・・ということで、 目と涙のしくみを自分なりに整理した図で再整理 涙が出る構造や涙器(付属器)を書き入れた図で再度考えて見ます。 眼窩を形成する骨空間の形状は、かなり単純化してます。 特に眼窩開口部は実際にはもう少し狭くなっています。 また、上図では、靭帯/腱、大物の外眼筋、視神経などの図示を端折ってます。 大物の外眼筋、視神経がぎっちり詰まっていると想像して(^^;) その上で、大きく空いてる空間には基本的に、 脂肪かリンパ液、血管、神経などが詰まっている、ものと解釈して下さい。 一応、図に描いてる配置、 主涙腺は、一部、上眼瞼板と上眼瞼挙腱膜との間に滑り込んでる部分がありそう ・・・が、正しい認識だったと仮定します。 主涙腺が、何故わざわざ動くものに挟まるような位置取りなのか? というのがとても重要なことに思えます。 これを踏まえて、再度考えて見ます。 頭蓋骨を構成する各骨パーツをじっくりと眺めて見る 概要を知るには簡略化した図や概念図が分かり易くて良いです。 ただ、色々と深く知りたい考えたい!などとなってくると、 簡略化したり特徴強調したモデル図や模型では不十分になって来ます。 勘違いも増えそうです。 下記のような「ほぼ事実」な情報(図)を頼って、 脳内補正をかけるのが吉です(^^;) たまにはのんびりと眺めて見るのも良いかも知れませんよ? 下図は、頭蓋骨をやや下方から眺めたスケルトンなアミメーション動画像です。 前頭骨(ぜんとうこつ):蝶前頭縫合 By Images are generated by Life Science Databases(LSDB), animated by was a bee. - from Anatomography[3] website maintained by Life Science Databases(LSDB). You can get images that compose this animation through this URL[4]. 次のアドレスからこの動画の作成に使用した元画像を取得できます[5]。, CC BY-SA 2.1 jp, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7602132 眼窩奥の蝶形骨と接続する骨→眼窩を構成する骨の3Dアニメーションに興味あればどうぞ⇒ 人体の各パーツを眺めて見る〜視力回復のために〜 話を戻します。 ドライアイ原因と対策案A:単にまばたきが足りない⇒多少オーバーアクションを意識してまばたきをしてみる、眼輪筋を意識してみる? 先に書いたことは、ちょっと大げさに表現すると、 主涙腺をまぶた板で物理圧迫する ⇒実は人間の涙コントロールシステムの必須要素(目が必要としている暗黙条件) と言い換えることも出来ます。 確かに昔よりもまぶたを持ち上げなくなってる気がする! ・・・というような方は、 まぶたをいつもより持ち上げる(目を開く)意識を改善するだけで、 乾き目/ドライアイが改善するかも知れません。 いつもよりまばたきを意識してみる。これだけで即効で改善した方はラッキーでしょう(^^;) さよなら! いや、涙が増えた気がしないんだけど? という方はお付き合い下さい。 まず、前提として、先に述べた原因1/原因2を念頭に置くのを忘れないで下さいね。 そうすると、 普段のまばたきの仕方では、主涙腺に物理刺激を十分に与えられていないんじゃないか? ということが考えられます。 原因は幾つか考えられますね。 まぶたを開くのは、ミュラー筋や上眼瞼挙筋、閉じるのは眼輪筋の役割です。 この項では、まぶたを閉じるプロセスで影響を与えられるかの考察に絞ります。 左側の図が正しければ、 眼輪筋⇒眼窩隔膜⇒眼窩内脂肪⇒主涙腺 ・・・となっていることになります。 軽くまばたき→眼輪筋が軽く絞られる この程度では、主涙腺に圧迫刺激が与えられてない眼のバランスっぽい気がしますね。 では、 強くまばたき(ぎゅっと目をつぶる)→眼輪筋を強く絞る ・・・とした場合はどうなるでしょうか? 右図に眼輪筋を描いていませんが、 眼輪筋は、内側眼瞼靱帯付近の骨部でしっかり固定されてますが、 外側では、外側眼瞼靱帯とのゆるい結合(外側眼瞼縫線)があるだけです。 言葉だけだとピント来ませんね。 By Uwe Gille - modified from Image:Gray378.png, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3254554 これは頭蓋骨を内部側から見た図です。 パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1606205 眼輪筋と眼球や眼窩隔膜の前後の位置関係からしても、 眼窩隔膜ごと主涙腺だけに力をかけるのは難しそうですよね? 結局は、眼球全体を強く押し込んでしまうだけになりそうです。 それはそれで結果的に主涙腺にも物理影響を与えられる可能性はありますが、 角膜や眼球全体への圧迫悪影響とのトレードオフを考える必要があると思います。 自分的には推奨しません(^^;) 加齢などで脂肪が減り、 眼輪筋の眼窩部と眼瞼部の境が奥まった位置に引っ込んでる場合は、 眼輪筋をきゅっと絞ることで涙分泌を促せる刺激が届きやすいんじゃない? と一瞬思えますが、先に書いたように引っ張り基点と収縮方向を考えると、 眼球を押すことしか、やはり出来ないんじゃないでしょうか? 裏を返すと、近視で眼球が眼窩から突出傾向にあるほど、 まぶたを閉じる眼輪筋で影響を与えやすいとも言えると思います。 眼輪筋で駄目なら、指で押してみればいいんじゃない? その方の骨格と眼球サイズによっては出来るかも知れませんが、 恐らく相当に平均から離れた目の構造で無い限り、 指では主涙腺だけを押せないと思います(^^;) 補助図は骨格をあまり正しく表現していないので、指で押せそうに思うかも知れません。 目と骨の間は実際にはもっとタイトです。 目が悪くて眼球が大きかったり伸びてる方は余計にタイトになっていると思います。 まぶたをガッツリと裏返すと、 主涙腺の眼瞼部の端が見える?という話もあります。 そうすると、 まぶたをめくるだけで主涙腺に刺激を与えられるということになりそうですが、 あまりそういう形で刺激を与えるのは良くない気がするので推奨しません(^^;) 眼輪筋を鍛えることに意味はある? もちろん、眼窩内からまぶた側に血管や神経が抜け出して来ているので、 筋ポンプ効果などで血流が良くなるなどの刺激はあるだろうし、 ツボ押しなどの神経刺激で知られていない分泌反射を起こせてるかも知れない、 という期待はあります。 涙がそもそも十分に分泌されている場合でも、瞬目不全は問題を起こすの? 眼輪筋が出たついでに言えば、 眼輪筋が弱まることで、瞬目不全(まばたきで実はしっかりと目を閉じれてない)になり、 それがドライアイにも繋がるという説もあるようです。 まぶたのたるみや老化での目の周りの緩みなどを改善するのに眼輪筋を鍛えることが 効果がある、という話もありますし、眼輪筋を鍛えること自体は良いことだと思います。 涙がそもそも十分に分泌されている場合でも、瞬目不全は問題を起こすのか? ・・・をちょっと考えて見ます。 まぶたは、外眼角側⇒内眼角側に向かって閉じられます。 これにより新しい涙を角膜に張りながら、余った涙を涙嚢に送り込むワケです。 涙嚢に涙が吸い込まれるポンプ・メカニズムについては、 いまだに幾つかの仮説での議論があるようです。 その説によっては、まぶたのフチと涙の触れ具合が変わって来て、 まぶたのフチが一部乾き易くなるケースがあるかも知れませんが、 角膜自体が乾いてしまうことは無いように思えます。 その反面、一部乾いたまぶたの縁がマイボーム腺機能不全を 起こし易くなる可能性はありそうです。 つまり、 瞬目不全⇒涙不足⇒ドライアイ ・・・ではなく、 瞬目不全⇒一部のまぶたの縁がいつも乾いている⇒マイボーム腺機能不全⇒油膜不足⇒BUT短縮⇒ドライアイ ・・・とか? スポンサードリンク ドライアイ原因と対策案B:単にまばたきが足りない⇒上眼瞼板と上眼瞼挙筋腱膜、主涙腺の位置を意識してまばたきをしてみる。 対策案Aでは、眼輪筋で何とか出来ないか?の視点でアプローチしました。 今度は、まぶたをひっぱりあげる力に主眼をおいてのアプローチです。 え?上瞼板をグンと持ち上げても主涙腺にダメージ無いの? ここらが情報不足でハッキリと分からないのが歯痒いんですが・・・ 瞼板から主涙腺は5mm程度眼窩脂肪を挟んで存在する Witnall靭帯でも支えられて、眼窩前上部のくぼみに押し付けられている 加齢による眼窩内脂肪の減りで目が凹みがちになっても、主涙腺自体が悪くなったという話は特に聞かない ・・・などを考えると、 あまり心配することでは無いんじゃないかと思います。 この場合、 一重まぶたか?二重まぶたか? 二重まぶただけど、前頭筋でまぶたを持ち上げる癖が無いか? ・・・というように2つの視点に分けて考える必要があります。 先に書いたように、主涙腺が、 上眼瞼板の上で、上眼瞼挙筋腱膜の下に挟まってる部分があるなら特に、 次のアプローチが効果がある可能性が高くなります。 (二重まぶたの方)その1:ミュラー筋と上眼瞼挙筋をしっかり使ってとまぶたを持ち上げる ⇒見た目のまぶたじゃなく、内部の上眼瞼板をしっかり持ち上げる意識で(移動幅を作る) ⇒彫が深くなり過ぎるなど問題が出そうな場合は中止した方が良いかも知れません。 (二重まぶたの方)その2:ミュラー筋と上眼瞼挙筋をしっかり使ってと外眉側を意識してまぶたを持ち上げる ⇒見た目のまぶたじゃなく、内部の目の外側の上眼瞼板をしっかり持ち上げる意識で(移動幅を作る) ⇒二重の形状が変わりそうなど、問題が出そうな場合は中止した方が良いかも知れません。 あるいは、 (一重まぶたの方)その1:とりあえず、前頭筋をフルに使って上眼瞼板を持ち上げて見る ⇒しわが気になる方はやらない法が良いでしょう。 (一重まぶたの方)その2:いつもよりつり目にする意識で外眉側のまぶたを持ち上げるつもりで上眼瞼板を持ち上げて見る ⇒その1より、しわが出来にくいと思いますが、気になる方はやらない法が良いでしょう。 (一重まぶたの方)その3:とりあえず二重まぶたに自力で変えて見る ⇒ちょっとドライアイアを治す目的にしては、ハードル高いでしょうか?(^^;) それでも興味を持った方は、二重まぶたに自力でした方法は公開しているのでご参考にどうぞ。 自身で作った「簡単に3日で二重まぶたに自力でする方法」は、 どの方法よりも高速に二重まぶたになれる可能性がありますが、 その分、弱点とリスクがあるので、誰にでもはお勧めできません(^^;) ただ、ミュラー筋、上眼瞼挙筋をコントロールするコツを掴む目的、 ・・・として利用する分には、リスクを負わずに役に立つ可能性があります。 ・・・と、ここまでは、まぶたの動きで改善しようとした方法です。 目的は、 上眼瞼板をしっかりと上に可動させることで、主涙腺に物理刺激を与える。 上眼瞼挙筋腱膜をしっかりと引き込むことで、主涙腺に圧迫刺激を与える。 ・・・でしたね。 二重まぶたの方は、 自分なりにトライしているとさほど無理なく改善出来る確率は高いと考えてますが、 一重まぶたの方は、二重化しない状態でやろうとすると、かなりハードルが高いと思います。 一重まぶたの方は、前頭筋主体でまぶたを引っ張って目を開けているからです。 特に自分のように黒目がまぶたで半分以上隠れていた状態は、医学的な診断上は、 要手術レベルの眼瞼下垂、つまり、現代医学的には病気なんです(@@) 自分は幸い自力で治せましたが、このレベルまで状態が悪い方は、 早い段階で自力で二重まぶたにする挑戦をするのが良いかも知れません。 「純粋に美容的な問題」以外の問題が積み重なってくる可能性があります。 自分はそうでした(興味あれば過去記事をどうぞ)。 本HPのサイド・メニューに、 一重まぶたと二重まぶたの動きのアニメーションGIF貼ってあります。 筋肉の使い方が全く違いますよね? 工夫と努力次第と思いますが一重のままだと、 なかなか主涙腺に良い刺激が与えられないのではないでしょうか? 美容系のサイトには、 そもそも瞼挙筋腱膜が無い方も居る、場合によっては多いような論調 ・・・で書かれてることもあるんですが、 本当のところどうなんでしょうね? ドライアイ原因と対策案C:単にまばたきが足りない⇒まばたきの開け閉めの工夫だけでは足りなかった!眼球運動も取り入れてみる! さて・・・ここからは、眼球運動にも手伝って貰うパターンです。 補助図を見ての通り、 眼球を動かしたからって主涙腺に大きな刺激を与えられる気がしませんよね? 先に書いたようにWikipediaの図だけ見ると、 逆に眼球を動かせば良いようにも見えてしまいますけど(^^;) でも、この補助図は、正視眼(正常眼)を想定した綺麗な眼球です。 強度近視レベルに行かないまでも、眼球変形を伴った近視を併発している方は、 逆にチャンスがあるかも知れません。 色々な変形状況が考えられます。 近視の目を考えると、結膜円蓋付近自体が圧迫されて、 排出管自体が圧迫を受けている・・・という可能性も考えられますし、 もしかしたら、主涙腺自体が過剰圧迫を受けることで、涙液の生産が うまく出来てないということもゼロでは無いかも知れません。 まずは、色々と目を動かしてみませんか? 裏を返せば、 全体的に正常眼とかけ離れたバランスになってることで、 ちょっと目を普段と違った動かし方をすることで、 主涙腺に良い刺激や改善を与えやすい眼環境に (たまたま)なってるかも知れません(^^;) 恐らく目が悪い方は、 眼球を上下左右に動かすにしろ、斜めに動かすにしろ、ぐるっと目を回すにしろ、 スムーズに動かせない方が多いのではないでしょうか? 半端にやると、乱視になる、乱視を強くしてしまう、 ・・・という可能性があるので無理なやり方や、無理すること、はお勧めしません。 ・・・が、普段から目をあまり動かさない方は、 眼球運動、眼筋トレーニング、と大げさに捉えずに、 気が付いたら、普段と違う目の使い方、普段と違う方に目を動かして見る癖を付けるなど、 ちょっとした工夫で1週間ほど過ごしてみたら如何でしょうか? ふと気付いたらドライアイが改善してた! ・・・ということがあるかも知れません(^^;) さて、再考すべき対象は2つでした。 ドライアイ原因1:(刺激不足)二重まぶた化 and/or 視力回復トレーニングで、涙腺への物理or反射刺激が増えて改善した ドライアイ原因2:(血行不良)眼球運動で、外直筋内側を走行する動脈/静脈の圧迫が減り、主涙腺の産生が正常になり改善した ドライアイ原因と対策案A〜Cは、ドライアイ原因1をより具体的に考えて見たものでした。 今度はドライアイ原因2がテーマです。 ドライアイ原因と対策案D:軽い眼球運動ではだめだった⇒もう少し負荷をかけた眼球運動も取り入れてみる! 先に書いたように、 涙液の産生にダイレクトに影響する血液量に着目した時に、 外直筋内側を走行する動脈/静脈の圧迫があると涙の産生がうまく出来なくなるんじゃないか? という仮定に基く対策です。 自身の経験を踏まえると、 ドライアイ原因1:(刺激不足)二重まぶた化 and/or 視力回復トレーニングで、涙腺への物理or反射刺激が増えて改善した ドライアイ原因2:(血行不良)眼球運動で、外直筋内側を走行する動脈/静脈の圧迫が減り、産生が正常になり改善した ・・・のどちらが効果があったと考えてる? ・・・と問われれば、やはり、 ドライアイ原因1:(刺激不足)二重まぶた化 and/or 視力回復トレーニングで、涙腺への物理or反射刺激が増えて改善した の方である気はしていますが、 終日目の使い方を意識しての眼球の使い方(単純に言えば、まめに動かす)により、 圧迫され気味の血管がすぐに改善しなくても、眼筋によるポンプ効果で状態は良くなってた! ということも十分考えられます。 ただ、先に書いたように、実は血流はさほど問題ではなく、 眼球運動で主涙腺の排出管の圧迫が解けただけというオチな可能性もあり得ますけど(^^;) そもそもが、 主涙腺に入る細い血管にフォーカスすると圧迫されうる箇所がある、 という発想ですが、 眼球に入る太い血管の血行そのものにも問題があったがそれも良くなって ・・・というパターンや、それらの複合も考えられます。 最初から、 ドライアイを治す!などターゲットになってれば、切り分け出来たんでしょうけどね(^^;) 今となっては、どの部分が一番好転して乾き目/ドライアイが治ったのか? ということは残念ながら分かりません。 一応、まとめます。 ここでの負荷の高い眼球運動は、 弱目でも一日まめに実行する 一日まめに実行の内、時折、強いトレーニングを混ぜる ・・・という意味です。 視力回復目的では、 「1回数分のトレーニング」を1日1回実行しても効果少ないだろう、 と主張してます。 圧迫され気味の血管がすぐに改善しなくても、眼筋によるポンプ効果で状態は良くなってた! ・・・の可能性も考えると、 ドライアイの改善でも同様の考え方をしておくのが無難かも知れません。 ドライアイの症状とメカニズムについて最後に少し さて、ムチン不足ですが、当然ムチン自体の産生が悪い状態の方もいらっしゃるでしょう。 でも、案外、主涙腺や、クラウゼ線からの涙分泌が悪くて、ムチンは産生されてるけど、 角膜まで十分な量を流し込めてない、というケースも考えられそうですよね? マイボーム腺もそうですよね。 涙液量がそもそも不足していると、油も流れにくくて、逆にその乾き気味の状況が影響して、 マイボーム腺機能不全のように分泌孔に塊が詰まってしまうなどのことも起こりえそうです。 この症状になると、蒸発亢進型ドライアイと診断されると思います。 一概には言えないと思いますが、 「涙液の分泌減少」が、一番大きな要因として大元にあるような気がします。 これに自分の仮説を加えると、 涙不足は、主に物理的問題によって起こる ⇒ 涙液の分泌減少 ⇒ 色々なドライアイ症状に進行する ・・・となるわけです。 やはり、 まばたきの回数だけじゃなく、 まぶたの使い方、次に、目の使い方(眼球の動かし方)を少し意識するだけでも、 乾き目/ドライアイが改善する方って少なくないんじゃないかと思います。