近視が進行するメカニズムと眼のメカニズム〜新理論の提唱|眼のピント調節メカニズムと近視進行の原因と理由、そして視力回復理論と回復メカニズム〜ヘルムホルツ理論とベイツ理論のその先へ〜(Ver.14) からのピックアップ。 【近視の新常識】【外眼筋ストレッチ&外眼筋トレーニング&眼球体操】あなたの目的は?疲れ目/眼精疲労解消?それとも視力回復?近視改善?乱視改善?誰も教えてくれない独自知識〜大人から子供まで 外眼筋ストレッチ、それとも外眼筋トレーニング?どちらが視力回復に必要なの??? ちょっと過去記事から抜粋しますね。 【視力回復の研究】トランプのピラミッディング〜眼球の運動異常が治った効果 + 自分の「一重まぶた」は、実は、病気「重度レベル(要手術)な眼瞼下垂(がんけんかすい)」だった(@@)?!⇒ほんと自力で治せて良かった・・・|視力回復コア・ポータルより。 眼球運動の分類(6種) 眼球運動障害 ? Wikipedia より抜粋。 1903年にDodgeは眼球運動を5つに分類した。 (・・・が、誰か(本人?)が1つ加えて現在6つ) 衝動性眼球運動(saccadic eye movement、SEM、サッケード(サッカード)) 追従眼球運動(Pursuit eye movement、PEM、パスート) 前庭動眼反射(Vestibulo-ocular reflex、VOR) 視運動性眼振(Optokinetic nystagmus、OKN) バージェンス(Verfence、または輻湊、開散) 固視(Fixation) (追加) ・・・と、これだけ見ると、 100年以上も前に、綺麗に分類されてるっぽいね、簡単?! ともとれるんですが、それを司る制御機構は、 随意的な眼球運動に関与する大脳の領域は、 前頭葉の前頭眼野、補足眼野、頭頂葉の頭頂眼野などである。 中枢からの刺激が様々な経路で脳幹網様体の眼球運動発生器に達する。 そして小脳や前庭からの調節が加わる。 となっていて、一気にややこしい感じに(^^;) そんな簡単なワケないじゃない?? 人間の眼機能の眼球運動を司るメカニズムは、 入力(求心)、出力(遠心)も複雑に絡み合っていますし、 反射、反応の挙動も大脳、中脳、小脳の機能が関わって複雑です。 こういう時は発想を変えましょう(^^;) 眼球運動障害の機序から見てみる 眼球運動障害 - Wikipedia によると、 機序としては、 筋肉疾患、神経筋接合部疾患、脳神経麻痺、内側縦束障害、注視障害を考える。 筋肉疾患と神経筋接合部疾患は両側性が多い。 脳神経麻痺は片側性が多い。 内側縦束障害、注視障害は特有の症状がある。 有名な疾患としてはTolosa-Hunt症候群と内頚動脈海綿静脈洞瘻(CCF)などが知られている。 これは、いわゆる病気としての眼の異常を、 (特定の刺激による)眼の運動反応で疾患部位を特定する時の考え方です。 ここで、本質的に病的な障害が無い前提で読み替えると、 筋肉疾患⇒ 筋力や筋力バランスが少々悪いだけ 神経筋接合部疾患⇒ 筋コントロールの神経(遠心系)がにぶい状態なだけ 脳神経麻痺⇒ 筋コントロールの神経(遠心系)あるいは、求心系の神経がにぶい状態なだけ 内側縦束障害⇒ 眼球変形などの異常により、正しく機能出来ていないだけ 注視障害⇒ 眼球変形などの異常により、皮質下反射、皮質性反射がおかしくなっているだけ となり、 なんか頑張れば治せそうな気になりますよね? ・・・ってなことを書きました。 スポンサードリンク 眼球運動(6種)は、いわゆる無意識の反射的眼球反応の部類で、 意識でのコントロールは、大枠を何となくコントロールするってなことは出来ても、 細かな挙動を意識からコントロールするのは難しいと考えます。 眼に関する反射・反応の類はたくさんあるんですが、 皮質下反射 ⇒対光反射、注視反射 皮質性反射 ⇒調節反射、注視反射 ・・・辺りが視力回復関係では、重要と考えています。 ちなみに、 皮質性反射 ⇒大脳まで絡んだ制御動作 皮質下反射 ⇒「中継点の中脳(上丘)」で大脳に届かず折り返された動作 ・・・と、なります。 ちなみに、自分の記事を読んで頂いている方は気付いていると思いますが、 「目・眼のピント調節/近視/遠視/乱視/老眼/斜視/不同視のメカニズム|☆視力回復のために知りたい目・眼の構造と視力低下/近視進行メカニズム(仕組み)について視力回復理論/視力回復トレーニング方法/メソッドを構築する基礎知識の独自視点で図解」 の「視力回復のために知りたい眼のメカニズム」シリーズには、この辺りの話を入れてません。 シリーズの目的を果たそうとすると、真・視力回復法の重要部分をどうしても説明するハメになってしまって、 記事内容を結局、スカスカにせざるを得なくなってあまりにも書く意味が無かったからです(^^;) 今回はぼかして書きやすくなったので、書いてみることにしました。 さほど深い内容では無いですが、少し踏み込んでいる記事?です。 興味あればどうぞ⇒ 【視力回復の研究】「脳の疲れ」への認識変化と、「視力低下は「脳の疲れ」が原因だった!」についての考察|視力回復コア・ポータル 近視回復の研究|上下で見える映像が傾いて重ならない(ずれる)ことの理由|視力回復コア・ポータル 近視回復の研究|視力回復トレーニングで視力がなかなか回復しない本当の理由|新・視力回復法|コア・メソッド〜軸性近視からの回復|視力回復の研究部屋 by やすみん001|視力回復コア・ポータル さて、以前の項で、 そもそも眼球変形/変位を脳がきちんと知る術が無い ・・・けれども、 それをうまく補正するように、意識的に調整してあげれば良い ・・・とも書きました。 そこまで書くと、 なるほど、内眼筋トレーニング(毛様体筋のトレーニング)だけじゃなく、外眼筋ストレッチや、外眼筋トレーニングで、眼球運動を取り入れれば回復するんだろ? でも、眼筋ストレッチでリラックスさせれば良いのか、眼筋トレーニングで鍛えれば良いのか?ってトコがいまいち分かんないわよね? その辺りのトレーニング片っ端からやってみれば、簡単に視力アップするんじゃね? ってな感じで受け止めた方がもしかするといらっしゃるかも知れませんね(^^;) 今一度考えて見て下さい。 今知られている外眼筋のストレッチ・トレーニングで強度近視/軸性近視レベルの目の悪さが治ってるなら、 とっくに世の中に、視力回復のベスト・トレーニング、ベスト・メソッドとして知られていることでしょう。 でも、そうなっていません。 そう、それだけでは不足なんです。 以前の項で、視力回復トレーニング・プログラムの類はきっと似たりよったりってなことを書きました。 もう少し想像を膨らますと、 視力回復教材であれ、眼科や視力回復センターのような通うところであれ、 商材(書籍/CD/DVD)を販売したり、多人数に対して営業したりしている以上は、 ライバル業者が、一般の方のフリをして購入することも、 知り合いに通わせて、その回復の秘密を知ることも簡単に出来るわけです。 それを繰り返していたら、たちまち最高の視力回復プログラムが出来上がっているハズ。 でも、結局、誰しもが高い効果と認める視力回復法ってのが世の中に出てないのは、 やはり先に書いたように、 お互いに似たり寄ったりで、近視改善の効果がはっきりしないレベルの回復法でしかない、 という一つの証明では無いでしょうか?(^^;) そもそも、医学的に、 眼のピント調節メカニズムや、近視進行/視力低下のメカニズムは解明されていない ・・・んですから、 眼科医が開発!とか、教授が作った!とかの権威で飾られたって、 それには何の意味も無いわけです(大変、失礼)(^^;) そして、ここにビジネス化の難しさがありますね。 いわゆる情報をただで知られて流用されるのを避けるには、 先の項で書いたような方法以外だと、やはり、 書籍、グッズ、機器、アプリなどの物販に絡めるしかありません。 それが手元に無いと、理論やメカニズムを知ってても視力回復には使えない形は強力です。 そういう意味では、 ピンホール・メガネ、3D立体視、超音波やマッサージ、ホームワックとかのグッズ・メカ系は、 その視力回復効果のほどはさておき、理想的な売り方なんですよね〜 うらやましい(^^;) 真・視力回復法は、 基本的に理論と実践法を知ってしまえば、誰でも自力で出来てしまうので非常にやっかいです。 無理やりに製品化に絡められる部分も無いわけでは無いですが、あんまり意味ないかなぁ・・・ 音声教材で一定速でナビゲートするのに秘密あり!とかなら良かったけど、 自分の方法の場合、各々の感覚/やり易いやり方で実践するのが恐らく一番効果が高いだろうし。 やっぱり今のままだと、本/書籍や商材の物販、有料メルマガなどでの電子データ販売などの、 公開した時点で、流用が始まるリスクがある前提の方法しかないんですよね。 話を戻します(^^;) 以下の図は、 眼のピント調節メカニズム(新理論)で、反射/反応の調節などの改善すべき部位を強調した図になります。 ただ闇雲に、眼球運動/眼筋のストレッチ/トレーニングをしてるだけでは近視は治らないのが分かりますよね? 皮質下反射、皮質性反射を絡めてうまく調節してやらなければいけない。 強度近視レベルまで視力が悪くなっている方は、 先の項で書いた「正しい目の使い方」スイッチを入れるのに、 この壁を乗り越える必要があると考えてます。 少なくとも、自分はそうでした。 裏返すと、この理論が正しいとした場合、 ベイツ系理論を採用しているサイトの説明が軒並み誤った方向に進んでいるというのがご理解頂けると思います。 最初の方の項で書いたことに加えて、この点もベイツ理論が恐らく間違っている点では無いかと思います。 さらに、 図中の幾つかの赤印、そのケアも合わせて行うことがとても重要で必要なことと考えていますが、 実は、この部分に対するケア/対策を取る考え方のサイトも検索する限りは現在でもゼロでした。 (あ、利き目スイッチングの理論の話ではありませんよ?念のため) ただ正直この部分のケアは迷ってます。 最初からケアすべきか、視力アップが頭打ちしたらケアすべきと判断するか・・・ 当初作ったプログラムでは、最初から軽くケアを入れる・・・ことにはしてるんですけど、 子供の場合は、最初はノー・ケアの方が良い気がするんですよね。 あれ? 結局あんまり内容のあること書けなかったなぁ・・・(^^;) おぃおぃ、せめて、外眼筋ストレッチが必要なのか、外眼筋トレーニングが必要なのか書けよって? スポンサードリンク そうですね。 自身の研究/模索、体感から、両方必要と考えます(^^;) どちらがどんなウェイトなの?ってとこについては、現時点では非公開・・・かな? ちなみに、疲れ目・・・という視点では、ストレッチ/トレーニング共、有用と思います。 ただし、重い症状となった眼精疲労レベルでは、効き目の個人差が大きいでしょうか。 治すべき対処ポイントが重症化していると、やはり、 理論立てて対処しないとなかなか治せないケースが多いんではなかろうかと思います。 これは、先の項で書いた高眼圧の話とも絡む場合がある話になって来ます。 同じことをここでも書きますが、 眼の健康の基礎レベルをアップするという意味では、 直接的に疲れ目、眼精疲労の解消実感が無かったとしても、 眼球運動を行うことはとても大事だと考えます。 特に普段から目を良く動かさない方にはちょっとの運動も効果が大きいと思いますよ。 一重まぶたの方とかメガネの方、ハード・ソフト・コンタクトの方とかは、 普段から目の動きを無意識に限定していると思います。 メガネの方の場合は、 フレーム外の領域を目をぐるっとする軽い運動を取り入れるだけでも、 全くやらないよりは、目の健康度がアップすると思います。 そして、やり始めは極端だと、筋肉痛などの反動が来ると思うので、超軽く。 自分もかつてそうでしたが、 目や頭の痛みを強く自覚してからの対処では遅いんですよね。 眼精疲労が、常態化していない方はまだ間に合います、しっかりと予防しましょう。