視力回復の研究|縮瞳(ピンホール効果)による視力アップという勘違いルートの危険性+縮瞳によるスーパー視力アップは実現可能か?+夜に視力が落ちる本当の理由?など|新・視力回復法|視力回復コア・ポータル
(Photo by Norio NAKAYAMA)
この間違ったルートに誘われて、迷宮に迷い込んでる方・・・
実は多いんじゃなかろうか?
と思ってます。
自分も危うく入りかけた(^^;)
目が見えるようになるパターン3種
おおざっぱに分けると、
目が見える(視力がアップする)パターンは、3つあります。
・水晶体の調整力がアップする
・眼軸長さが適正な長さに縮む(前方・後方)
・縮瞳(虹彩(瞳孔)が縮む)
上の2つがレンズ的なピント調整機能で、
最後がいわゆるカメラの絞りに相当するもの。
正しくない!とは言わないけれど・・・
いわゆるピンホール効果で視力をみかけ上げてるワケです。
あんまり良くは無いですよね?
何れにしろ、頭打ちの原因になって来ます。
目が悪いと目を細める
目が悪いと、
瞳孔を開くと、イメージサークル(錯乱円)が
大きくなってしまうので、ピンボケしやすくなります。
目を細めると見える・・・ってのは、
瞳孔が限界まで縮んでもピントが合わない・・・
まぶたでせばめて瞳孔を補助!
という動作でもあるワケですね。
光量は失う
ピントを得る代りに明るさを失ってるコトになります。
明るい部屋だと視力アップしているのに、
ちょっと暗い部屋だと視力が極端に出なくなる。
そんな方は、屈折力を鍛えてるつもりで、
実は虹彩を一生懸命動かしているだけかも。
見分け方?
正確な見分け方ってどうすれば良いんでしょうね?
メガネをかけた時の明るさと裸眼で見た時の明るさが
極端に違ってたら、縮瞳が過剰に働いている・・・
とか?
これに気付くまでは、何だか見え方に違和感がある・・・
何故だ???とモヤモヤしてました。
この辺りは過去のブログ記事にも書いてます(^^;)
どのトレーニング・・・とは言わないけれど・・・
敢えてどのトレーニングとは書きませんが、
このコトを意識してないと一生懸命が逆効果になってる・・・
という事態を招いている可能性もありますね。
毛様体筋と虹彩筋
ネット上の医学情報の断片で裏付けるのはなかなか難しいんですが(^^;)
今のトコロの自分結論(素人見解なのでそんな風に受け止めて下さい)
(ちなみに、間違ってたら教えて頂けると嬉しいです!)
虹彩は、ざっくり、
瞳孔括約筋(副交感神経支配) 瞳孔散大筋(交感神経支配) |
で構成されて、それが拮抗してバランスしています。
瞳孔括約筋、毛様体筋は、
眼球内に張り巡らせられた短毛様体神経に接続しているんですが、
短毛様体神経は、
毛様体神経節を経由した動眼神経の副核(副交感神経)からの神経接続と、
毛様体脊髄中枢(交感神経)からの神経接続でゴチャゴチャしてるっぽい。
ゴチャゴチャしているとは言え、
結局、
瞳孔括約筋、毛様体筋の神経コントロールは分離していないってコトになります。
完全にバラバラには動かせません。
結局、
遠くを見ようとする⇒毛様体筋が弛緩⇒水晶体が薄くなる 遠くを見ようとする⇒瞳孔括約筋が弛緩⇒瞳孔が開く |
と同時に動作が発生するコトになりますね。
軸性近視は特にハードルが高い
軸性近視で視力アップするには、
【近視回復の研究】 視力回復トレーニングで視力がなかなか回復しない本当の理由 【新・視力回復法】
で書いたように、2パターン有り得るワケです。
1パターンは、軸性な状態は改善しないけど視力アップするパターンで、
屈折力でカバーしてしまうという荒業なんですが、
実はそれをやろうとすると・・・
(特に軸性近視で)目が悪いバランス状態になってる方にとっては、 折角水晶体を薄く伸ばす「弛緩」がうまく出来たとしても、 同時に過剰に開いて欲しくない瞳孔まで開いてしまうので、 相反する挙動が同時発生してしまいます。
絶対に出来ないとは言いませんが、 なかなか効率的に視力がアップしない・・・ というコトが予想されますね。 |
というコトになるワケです。
このバランスを意図的に崩せない限り、
眼軸が伸びて光学系のバランスが崩れている眼は、
というコトになります。
さて・・・
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短毛様体の分布割合は、3割7割、4割6割くらい
なかなか良い情報が見つからないんですが、
短毛様体神経の分布割合は、3割7割、4割6割位っぽいです。
少ない割合の方が瞳孔括約筋への分布割合。
これが神経信号の配布割合になります。
実際の可動幅は、
筋繊維の密度・状態などの条件も加わってくる為、
個人の状態でかなり違ってくると考えられます。
意図的にバランスは崩せるのか?
これを崩せれば、縮瞳でスーパー視力アップ!な技が可能になるワケですが、
どうやったら、意図的にバランスを崩せるのか?
人間の体の神秘を使って(^^;)神経活性度を変えて誤魔化す、
あるいは、
人間の体の神秘を使って(^^;)神経の分布割合を変化させる(@@)
あるいは、
筋力バランスを変えて調整する!
|
ん〜、出来なくは無さそうだけど、一般化するのは難しそう(^^;)
一番現実的なのは、最後ですかね?
ただし、
全体のバランスをうまく考えた上でトレーニングをやらなければならない。
残念ながら、
単体で、「虹彩筋を鍛えるトレーニング」自体はアチコチで説明されてますが、
こういった総合的な視点で、バランスを取る考えでやられてるトレーニングって
見かけたコトがありません。
もちろん、
単体で単純にトレーニングしても「全く」効果が無い・・・
ってワケではありませんよ?
ただ、総合的に考えてこそ効率的な視力回復に初めて繋がるよね?
と思うんです。
やすみん001流「(仮)新・視力回復法」では、
無理な縮瞳では無く、全うに視力が回復した段階で、
必要なら縮瞳の微調整する・・・
という取り入れ方をしています。
話を戻します。
折角ハゲが治って町に一つしかない床屋に行ったら、 「ウチは先代からの意思で7:3の髪型しかカットしねぇ!」 と言われて、 「ふざけんな親父、流行取り入れろや!」 と頑固親父に言っても無駄なのと一緒。
方針を替えさせるのは相当に骨が折れます。 |
あはは・・・
交感神経は、瞳孔散大筋を支配するんだよ、くうちゃん!
そうなんですよね。
上の方法を避けるとするならば、
結局・・・
動眼神経(副交感神経)支配しかない
瞳孔を絞れるのは、副交感神経しかない
ってコトになります。
もう少し考えてみます。
ピンホール効果で視力アップな技は実現出来るのか?
結局、
瞳孔を絞る(ピンホール効果を強める)には、
副交感神経を使ってやるしかないんですが、
瞳孔を絞る方向=水晶体の厚みを増す方向 |
になって相反した動作になってしまうんですね(^^;)
でも!
ここで、仮定です。
もし、強い近視で、毛様体が過緊張でフリーズ状態だったら、
そしてもし、瞳孔はまだ動ける幅があったなら?
つまり、
動眼神経(副交感神経)からの刺激発生!
⇒毛様体筋 ⇒もう刺激を受けても動けない!
⇒瞳孔括約筋 ⇒ちょっと動けるよ!
|
となったなら、
「ピンホール効果が発生して、視界の光量は落ちる(暗くなる)けど視力はアップする」
という状態が引き起こされる可能性がありますよね?
ちょっと視力があがる・・・正しい方向だよね?
と思いながら、実はヤバイ方向だと言う・・・
そして、
夜に視力が落ちる本当の理由
ここで、ちょっと瞳孔散大筋にフォーカス。
交感神経は基本的に日中に優位になります。
興奮すると、交感神経は優位になります。
興味があるモノを見たり、
何らかの理由で興奮状態になると、瞳孔は散大傾向になります。
つまり、
目が悪い方だと、すごく興味があるモノに目を向けた瞬間に
ピントが合わなくなる?!
という理不尽なコトが発生するんですよね?
ほんとか???
あんまり体感した記憶は無いけど、
理屈から言うとそんなコトが起こってるハズ(^^;)
さて、
じゃあ、逆に、
夜になり、副交感神経が優位になると、縮瞳傾向に・・・
とはならずに、暗いので、結局は散大傾向になるワケですね。
朝は視力があるけど、夜は視力が落ちる・・・
本当は、目の疲れだけじゃないんじゃない?
と思ってます。
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視力8.0な方とかの目
目の良い方々がいるトコロって光が強い印象があります。
もしかしたら、人類の平均と比較して、
瞳孔が普段から小さめだったり、
瞳孔を物凄くせばめたり出来ている・・・
とかってないのかな?
この辺りに視力2.0以上の秘密があるんじゃないかと思ってますが・・・
う〜ん、ちと書き過ぎたか???
by やすみん001 (yasumin001) / 天人鳥のいる暮らし + (仮)新・視力回復法 (Life with pin-tailed whydah(s)/vidua macroura and vision restoration)