乱視のメカニズム図解パターン02〜角膜乱視と水晶体乱視が同時発生するのはそもそもの人間の眼と脳の機能という仮説|新・視力回復法〜視力回復コア・ポータル 医学素人のたわごと・・・続きです(^^;) 間違ってても笑ってご容赦を。 角膜乱視と水晶体乱視の混合しているケースは考えられてない? メガネ・コンタクトの矯正などで、 全く考慮していないかと言えば、そうでは無く、 残余乱視 = 全乱視 - 角膜乱視 なる式で考慮しているトコロでは、考慮しているらしいです。 例えば、角膜乱視と水晶体乱視が混合しているケースでは、 角膜乱視⇒直乱視(横長) 水晶体乱視⇒倒乱視(縦長) となるように、偶然にも? トータルとして乱視成分が打ち消しあう方向に働いている傾向が多いんだとか。 だから、白内障などで、眼内レンズに交換すると、 角膜乱視が強く出てしまう方が出てきたりするらしいけど、 それは必要悪として認識されているようです。 そう考えると、眼構造的にどうなっているんだろう? という疑問が色々と発生しますよね? え? 角膜が直乱視なら、水晶体も直乱視では? さて、おおまかに、 眼球の強膜の終点⇒角膜の基点 眼球の強膜の終点付近⇒毛様体筋の内突の基点 と考えて、 先の記事で書いた図で推論を進めます。 乱視のメカニズム図解パターン01〜角膜乱視と水晶体乱視の混合しているケースの状態遷移と状態+毛様体筋トレーニングで視力が回復出来ない理由|新・視力回復法〜視力回復コア・ポータル 眼球変形(この例だと上下が潰れた扁平)で、基点がズレると単純に想定すると、 やっぱり上図のようになり、 角膜乱視が直乱視なら、水晶体も直乱視になるでしょ??? ってな感じになりそうなものですが、 どうやらそうならない隠れファクターがありそうです。 物理的な要素だけで考えるか、脳機能を考慮するか 物理的な要素だけで考えるか、脳機能を考慮するかで、 その状態になる説明がちょっと違ってきます。 物理的な要素(変位)だけで考えると、 眼球扁平で、角膜曲率(カーブ)は縦軸側がきつくなり、 水晶体は、引っ張りのテンションが左右に強いワケですから、 角膜同様に、水晶体曲率(カーブ)は縦軸側がきつくなる・・・ やっぱり、 角膜乱視が直乱視なら、水晶体も直乱視になり易いよね??? となります。 でも、臨床的に水晶体は倒乱視になってるというなら、 上下のテンションが正円維持に必要な力を通り越して強くなっている⇒ 上下は物理限界があるので、実際には、 左右のテンションが正円維持に必要な力を通り越して弱くなっている⇒ 毛様体筋群の左右の収縮(緊張)が正円維持に必要な力を通り越して強くなっている⇒ ・・・ということになります。 え? 何故正円状態を通り越すの? 最大弛緩状態なのに左右だけ緊張? あれ? なんでだろ? ぱっと、2点ほど不思議です(^^;) スポンサードリンク 脳と眼の知られざる新機能? そもそも、水晶体が正円(正面から見て)になると仮定しているのは、 前記事で仮定したように、 「水晶体の自立的な復元力が厚みを増す方向に働く」という定義によります。 その力に拮抗して無理やりに薄く水晶体を伸ばしているのは、 毛様体筋群の復元力による力です。 これが眼球の上下扁平によりそもそも弱まっているワケです。 普通に考えれば、 角膜乱視が直乱視なら、水晶体も直乱視になり易いよね??? ・・・と、やっぱり・・・なりますよね? 水晶体が均等に膨らむ(正円になる)復元力に負けて、 左右の毛様体筋群が、収縮(緊張)してはいないけど、 上下に比較して、より多く引っ張られている、 そして、 眼球変形によるテンションの上下左右の不均衡と、 水晶体の復元力がバランス、 つまり、力の均衡が取れた状態で停止し、 水晶体は正円になっている ・・・というのなら納得なんですが、 水晶体が倒乱視(縦長)になっているということは、 毛様体筋の左右の領域が積極的に収縮していることになってしまいます。 んん〜? 何らかの力が介入してそうです。 過去の緑内障の記事で、 毛様体筋からの求心系のシグナルは無さそう・・・ と書いたように、 各眼組織が、本来あるべき形状からの乖離を異常と検知して、 脳とやりとりしているワケではないでしょう。 とすると、 ここは、素直に、脳みそ様の指導・命令でしょうか? 脳は、「映像の見え方」も判断した上で、 毛様体筋群のコントロールを介して水晶体を変形させてピント調節しているワケですが、 それに加えて、 脳機能には、 視覚映像の歪みから、角膜の歪みを検知し、 水晶体の扁平度(歪み)でそれを打ち消して調節する機能がそもそも存在する ・・・という可能性がありそうです。 それを前提として、仮説を立ててみます。 つまり、 脳は映像から、角膜が直乱視になって像が歪んでいると判断し、 水晶体で、それを打ち消す倒乱視になるように、毛様体筋を調節している! これを実現するのに、毛様体筋を部分的に収縮させる機能が備わっている! そう考えると、色々と辻褄が合ってスッキリしますね? そうすると、結局、 角膜乱視⇒直乱視(横長) 水晶体乱視⇒倒乱視(縦長) 乱視成分が打ち消しあう方向に働いている傾向が多い は、 角膜乱視⇒直乱視(横長) 水晶体乱視⇒倒乱視(縦長) 脳が、 乱視成分が打ち消しあう方向に、水晶体の扁平方向を調節している というのが正解であり、 たまたまそうなる方々が多い傾向がある、というのではなく、機能的に、必ずそうなっているんじゃない? と言えることになります。 そうすると、良く言われている、 角膜乱視の人の数 >> 水晶体乱視の人の数 と、 圧倒的に角膜乱視の人が多いという話も、 間違いってことになりますでしょうか?(^^;) この理論が正しければ、 角膜が単性乱視である⇒水晶体も打ち消しあう方向に必ず乱視である つまり、 角膜が単性乱視と、水晶体乱視は必ず同時発生するのが正常な状態である ・・・となりますよね。 なんか・・・これが、 乱視に関する眼機能のメカニズムのひとつの真実なんじゃないでしょうかね? あぁ、乱視、乱視と書くと、混乱しますね。 ここでは、あくまで、単性乱視、縦軸と横軸のカーブ(曲率)が異なる、 綺麗な?乱視を想定していることを念頭に置く必要があります。 そして、それぞれが綺麗に打ち消し合えない状態になることが、 乱視が脳内で補正出来ずに、 顕在化するという乱視の本当の仕組みな気がします。 この仮説を前提に、上の図を正確にするには、 最下列の水晶体を、 角膜乱視を打ち消す補正分を入れて少しだけ縦長にする必要がある、 ということになりますか。 角膜乱視と水晶体乱視が混合するのは必然 角膜乱視と水晶体乱視が混合するのは必然・・・ そう仮定すると、 新・視力回復法の乱視部分の理論の裏付けがし易くなります(^^;) よかった、よかった。 ・・・って、 もちろん、仮説が合ってれば・・・ですけどね。 この仮説が間違ってるとしたら、 何故水晶体はちょっと不自然に思える倒乱視になる傾向が高いのか? を考え直す必要がありますが、 ここでは、このまま突き進みます(^^;) 以降は全て、この仮説が正しいとしての推論、暴論?です、ご注意を(^^;) スポンサードリンク 眼機能のバランスが崩れて乱視が顕在化する要因 これは・・・ほんと様々ですよね? その中で、自分でちょっと気になる部分だけ、この記事ではフォーカスしてみます。 角膜カーブの急勾配 角膜カーブが円錐角膜化を助長する方向にどんどんきつくなるとします。 そうすると、水晶体でのカウンターな挙動には限界がありますよね? 助長要素によって、 角膜カーブの中心の曲率上昇が早まるのか? 角膜周辺の曲率上昇が先行するのか? が変わってきますよね? 角膜周辺カーブの曲率上昇が先行していると仮定 そうすると、恐らく、 視野の周辺部から歪みが広がってくるでしょうか? 中心はまあまぁ正常に見えているのに、周辺は歪んでいる・・・ あまりにも歪みが気持ち悪いと、 脳が遮断したりしないでしょうかね? つまり、 周辺部からの視野狭窄 に一見見える・・・と。 網膜、視神経に起因しない新たな「視野狭窄」症例の発見??? う〜ん、さすがにそんなワケないか・・・ 飛躍しすぎよ! だね?(^^;) 次に 角膜中心カーブの曲率上昇が先行していると仮定 角膜中心カーブの曲率上昇が先行していると仮定した場合、 そうすると、 まるで黄班変性の症状のように見えることってありませんかね? こういうタイプの方が、本物の黄斑変性に紛れているとか??? 妄想ね! 水晶体が前後に傾くと仮定 水晶体が前後に傾くと仮定してみます。 図の右側の方は、 最大弛緩時のみに、上下のチン小帯が緩んでいる想定です。 こうなると、水晶体レンズの中心軸自体がズレますよね? そうすると、もう色んな現象が起きると想像出来ます。 ここは、今回は触れません(^^;) 見ている距離で乱視の補正度は変化し、追従出来ない可能性も出てくる 水晶体の中心位置は、 厚み変化に応じて、微妙に前後すると考えていますが、 ピント調節に追従して必然的に発生するので、 独立に動かせるわけではありません。 眼構造を考えると、補正の限界点があり、 乱視強度や条件によって、限界点が移動すると考えた方が良さそうです。 見ている距離などによって、脳内補正の限界を超えると、 乱視補正出来なかった分がポンと顕在化しそうですね。 つまり、 遠くを見ると乱視が強くなる 近くを見ると乱視が弱くなる なんてことも普通に起こってそうですよね? 何が言いたいか? メガネ・コンタクトなどでの乱視矯正の限界要因がまた増えた(@@) ぐわんぐわんとして乱視矯正なんてうまくいった試しがない!!! そういう経験をされてる方が少なくないですよね。 過去に、乱視補正が難しい理由として 疲れ目での測定誤差 眼精疲労での測定誤差 上記以外の要因で、日によって変動による誤差(脳補正、慣れまかせ→タイミング最悪だと作り直し) 刻み幅のある曲率対称な円柱レンズでの補正限界(脳補正、慣れまかせ) レンズ面への視軸突入角度の変化にそもそも対応が出来ない(脳補正、慣れまかせ) 利き目のアンバランスが考慮されてない 瞳孔状態で乱視の状態が変わる可能性がある 日によって誤差あることは認識していても、角膜はそもそも動くものという概念が無い というようなコトを書いてます。 これに加えて、 単性乱視という診断がそもそも正しいのかどうか? 水晶体乱視が前提に無い? 突入角度の変化以前に距離で具合が変わることへ対応出来ていない? とかが増えることになるでしょうか?(^^;) 高機能な測定機器の中には、 角膜、水晶体の乱視を同時計測を出来るような機器もあるようですので、 それらを導入しているところでは、まだこの辺りの認識はあると思われますが、 そうでないところは厳しいんじゃないでしょうか? そもそも、角膜性調節の概念が認められてないっぽいし、 計測結果もどこまで当てに出来るかは不透明ですよね? とりあえず、近接点から無限遠(とりあえず5m程度で十分?)まで ピント距離を変化させながら計測する機器があれば、まだ違うんでしょうけど、 ざっと探してみた感じでは無さそうでした。 そもそも、可変するという概念が無いから計測機器にも機能が無いんでしょうね。 (すいません、超まじめには探してません、間違ってたら失礼) 本来、グリグリ動いて状態が変わるものに、固定物で対応しようとしているんだから、 やはり、乱視を補正器具で補正するという考え方自体に、 今の技術では、無理があるのかも知れませんね。 乱視は自力で何とかするのが、結局一番良いということになりそうですよね? 酷い乱視は、脳がギブアップした証? 治せる?治せない? 脳のギブアップ要因がどういう要因なのかで、 視力回復トレーニングでケアし易いか、そうでないかが変わりそうですね。 物理的に絶対にムリになったから 筋肉のコリやさぼりや神経系が何らかの原因で乱れたなどの軽微な物理要因 ちょっと脳と眼の色んなバランスが崩れただけ(悪い学習など) 2番目、3番目だと、一般的なトレーニングによる刺激で回復余地はありそうです。 1番目だと、色々と特殊な理論や手法を導入する必要が出てきます。 ちょっと詳しくは書きません(^^;) 角膜性調節が有り得ると思ってる自分にはこの仮説は重要 あまり詳しくは書きませんが、 角膜性調節が存在するのが事実と仮定した場合で、 この水晶体による乱視のカウンターな調整が機能として存在するのも事実と仮定した場合、 新・視力回復法の乱視部分の裏打ちが、とてもいい感じになるんですけどね〜 以前どこかで書きましたが、 ゼロから新機能を脳と眼に作り出すのはハードルが高いけど、 もし、使われずに眠っていた部品や機能があったなら、 それをうまく利用するだけなら、ずっと実現ハードルは低いわけです。 シリーズ記事&関連記事: 乱視のメカニズム図解パターン01〜角膜乱視と水晶体乱視の混合しているケースの状態遷移と状態+毛様体筋トレーニングで視力が回復出来ない理由|真・視力回復法〜視力回復コア・ポータル 乱視のメカニズム図解パターン02〜角膜乱視と水晶体乱視が同時発生するのはそもそもの人間の眼と脳の機能という仮説|真・視力回復法〜視力回復コア・ポータル 新説?暴論?真実?乱視のメカニズム図解パターン03〜乱視があると毛様体筋は慢性緊張状態?疲れやコリなんていつまでも取れないよぉ|真・視力回復法〜視力回復コア・ポータル 新理論?妄想?真実?乱視のメカニズム図解パターン04〜乱視があると毛様体筋可動範囲が急速に狭まり視力低下が加速する?|真・視力回復法〜視力回復コア・ポータル 良い乱視、普通の乱視、悪い乱視〜視力回復に大きく影響する乱視のタイプ+乱視矯正・補正の疑問+夜盲症(鳥目)、夕方近視、夕方老眼についての疑問のお話〜ちょっと雑談ちっくに−視力回復コア・ポータル