視力回復のために知りたい眼のメカニズム|独自まとめその13|老眼になって近視が治ったという話が本当として推論してみる|老眼を治すのは近視を治すよりは簡単|真・視力回復法〜視力回復コア・ポータル たまに聞きますよね? 老眼が進んだら、遠くは良く見えるようになったよ! スポンサードリンク 定常入力Aと正視・近視・乱視・老眼の表(図) 図の再掲です。 近視の人が老眼が進むと? 図の近視の日中・夜間の列の黄色部分、これがピント調節の可動範囲。 老化すると、水晶体弾性が無くなりがコチコチに硬くなってくる説⇒ 水晶体が球状に戻る復元力が弱くなるので近くが見えにくくなる ということらしいです。 表(図)の左下にある「老眼進行」が、 水晶体最大厚が少なくなると可動範囲(黄色)が狭まることを示しています。 これだけ見ると、近視の方は、 遠くも見えなきゃ、近くも見えない!?(@@)という二重苦です。 老眼が近視を治す・・・とはさっぱり思えないわよね? やっぱり、都市伝説とかうわさの類なんじゃない? 老化で衰えるのは色々 水晶体だけ取り上げると説明が付きませんが、 他の要素を加えると、可能性は出てきます。 毛様体筋全体の収縮力が衰える 老化でびろ〜と伸びがちになるとすると、 その力とも相殺されるかも知れませんが、 定常入力Aへの筋反応力が低下して、筋収縮が減ることで、 それまでより、水晶体の最大径が大きくなるケースがあるかも知れません。 あるいは、神経回路の衰えで、定常入力A自体が減るのかも知れません。 イメージ的には、可動域(黄色)が水晶体が薄い方に全体シフト。 そうすると、近くが見えづらくなった代わりに、 遠くがちょっと見えやすくなるかも知れませんよね? 瞳孔が縮小する 老化に伴い、瞳孔が縮小傾向になる ・・・というデータは結構多いですよね? 仮に、これが本当とすると、 瞳孔括約筋よりも瞳孔散大筋の収縮力が落ちるのが早い ということなんでしょうか。 あるいは、こちらも、 神経回路の衰えの影響で結果、瞳孔縮小となっているのかも知れません。 これだと、ピンホール効果が高まって、 遠くが見えやすくなる可能性がありますよね? ちょっと話は逸れますが、 人が亡くなった時の瞳孔散大の臨床的判断基準は5mm以上 単純に言えないとは思いますが、 ある意味、神経信号ゼロで、筋肉総弛緩状態なワケですから、 瞳孔括約筋と瞳孔散大筋のテンションの平均的な均衡点は、 その辺りにあるのかも知れませんね。 ピンホール効果、近くが見えづらくなる説明にはなりません。 瞳孔が小さくなってモノが見えにくくなるとすると、 ピンホールの回折現象が強くなって見難いとかそんな感じでしょうか? あるいは、 光路が狭まると、眼内のゴミや濁りの影響も受けやすくなる ・・・でしょうから、 こういったことも近くが見えにくいと感じる理由のひとつだったり するかも知れませんね。 あるいは、可動域シフトと複合だったりするかも知れません。 スポンサードリンク 老眼進行で近視は治る?の結論は? 細かく考えると、考えるべき要素は他にもあります ・・・が、この辺りになると色んな要素が複合し過ぎて、 その状況を場合分けして、メカニズムを網羅するのは困難です。 ただ、何となくの自分的結論は・・・ 老眼が進んで近視が治る方もいれば、治らない方もいる・・・ゼロではない ・・・という感じでしょうか?(^^;) 老眼を治す方法だけを考えた場合 近視を治す方法よりは、老眼だけを治す方法の方が簡単ですよね。 近視悪化を厭わないのであれば、 ・とにかく毛様体筋の収縮力をアップする方向に、視力回復トレーニングを頑張る ・一般的な方法では、上のトレーニングに縮瞳は付いて来てしまうので、 虹彩筋の明暗トレーニングを合わせて行い、散瞳力も付ける などで、老眼自体は改善しそうです。 ただ、近視悪化を厭わない人は居ないと思うので、 ダメな方法ですけどね・・・(^^;) 重要なこと、可能性のこと 具体的な実現メカニズムはさておき、 仮に、年齢の増加に伴い、結果的に、 毛様体筋全体の収縮幅が減り、近視が治った!!! という現象が本当に発生するとしたら、 何か、気になりますよね? 毛様体筋のコリはコリ・・・ コリというものがやっぱり存在するものとして、話を進めると、 コリ自体が、老化現象で解消するとは思えません。 定常入力Aに伴う収縮幅が意外と幅広かった⇒ 筋力低下、筋応答能力の低下、あるいは神経入力低下などで、 コリ込みで、近視を改善するほどの収縮減幅が得られた⇒ 近視が改善した、視力がアップした! となります。 定常入力Aのコントロール・・・ まぁ、定常入力Aは仮説なんですけどね。 あとは、老化・加齢だと、 眼球の変形・変位・・・についても気になりますね? 扁平的変形は老化で改善するとはちょっと考えにくいですが、 ガラス体などの体積減少に伴い、網膜はく離などせずに、 眼球全体がうまく縮んで眼軸が短小化するなどのケースは、 少ないでしょうが、存在している気がします。