視力回復のために知りたい眼のメカニズム|独自まとめその10|子供(幼児)と定常入力Aの関係、そしてスキャモン発育・発達曲線と定常入力Aの関係(図)、子供のストレスとの関係・・・など|真・視力回復法〜視力回復コア・ポータル 子供(幼児)と定常入力Aの関係(図) とりあえず、ここで図を。 まずは乳幼児期・・・完全な遠視の眼です。 定常入力A変動幅の最大状態でも、無限遠に合焦しない(遠視過多・過剰) 遠くを見る場合、正視より毛様体筋の収縮(緊張)が必要。 近くを見る場合、遠くを見る場合の収縮に更にプラスして収縮(緊張)が必要。 成長初期なので、定常入力Aが少な過ぎるとは捉えず、眼球成長が足りないと考える。 赤+黄色の矢印ですら、網膜に届かないほどの強遠視が長期間続くと、 弱視になる可能性が高くなる。 という感じになります。 そして、幼児期で、正視・遠視が混在している眼の例が下図。 正視・遠視が混在 (定常入力A変動幅の最大値で無限遠合焦の場合) 正視⇒ 定常入力A変動幅の最大値 遠視⇒ 定常入力A変動幅の最小値寄り側 ・・・と、なります。 さて、図中にあるような、 「幼児期 (かつ、無限遠合焦まで出来るようになった状態)」 となるのは、何歳なんでしょう? ・・・わかりません(^^;) そもそも、幼児期に、無限遠に合焦するのか??? 色んな説明見ても、 乳・幼児の眼球は小さく、遠視である としかありません(見つけられません)(^^;) 視力とディオプターの関係と同じ理屈で、視力値からだけでは分かりませんが、 とりあえず平均的な視力値を調べて見ましょう。 大人な場合だと、当たりかはずれかが丁半博打みたいな計算式はありますけどね。 ご参考⇒自分の眼鏡の度数から、当時の視力を調べてみた 幼児の視力値 あちこちで書いてるコト違いますね? 今回は、政府統計とか見るほどじゃないので、 ざっとみて、多そうな数字をテキトーに決めます(^^;) 3歳⇒ 0.8〜1.0 5〜6歳⇒1.0〜1.2 ・・・程度の視力になってるようです。 ここで、 5〜6歳で1.0見えてれば、まあ無限遠合焦出来てる可能性あるよね? ・・・と、超乱暴ですが(^^;)、 仮で、5〜6歳には無限遠合焦出来てると仮定します。 眼球サイズの成長速度 これもきちんとしたデータ的な参照元が見つかりませんでした。 ・・・が、欲しい情報は見つかりました。 ただ、コピペの嵐になっていて、大元がどれなのかもはや分かりません。 ってことで、テキトーに。 乳児⇒直径16.5〜17mm 3歳⇒22.5mm それ以降、14歳まで⇒0.1mm/年 大人⇒で23〜24mm 不規則に可変してますね? スポンサードリンク スキャモンの成長曲線 Wikipediaに無い、英語版Wikipediaにも無い・・・ 仕方ない、文章だけで行くか・・・と思っていたら、 図を提供しているありがたいサイト発見(Deus ex machinaな日々: Scammon curve 2) まずは、scammon growth curveの図をどうぞ。 たくさん情報があるので、ここでは詳しく説明しませんが、 scammon growth curve(スキャモンの成長曲線、発育曲線、発育・発達曲線などなど)は、 親に対する子供の早期能力開発の重要性を説くのに良く使われる概念図のようです。 (曲解すぎ?(^^;)) 人間の20歳時の臓器(の重さ・・・らしい)を100%とした時に、 それぞれの特徴で4つの型に分類した項目に対して、それぞれの成長を曲線としたもの 一般型 神経系型 リンパ系型 生殖器/生殖器系型 ・・・です。 どうやって量ったのか分かりませんが、縦軸の単位は、組織の総重量で、 決して、神経網発達度合いなどを直接的に示しているものでは無い、 ・・・というのも大事なポイントっぽいです。 結構、都合良く解釈されやすい図のようです(^^;) 関連ワード:ゴールデン・エイジ 神経系型はその名の通り、脳と神経絡みの発育状況です。 グラフから読み取るのは難しいですが、 文章的には、 生まれてから5歳頃までに成人の80%にまで、 12歳でほぼ 100%に成長 と説明されてることが多いでしょうか? そして、各々の思惑により? 100%へ接合する年齢がグラフでマチマチなのもちょっと笑いを誘います。 大事なトコなのにね? さて、逸れすぎました。 眼の物理成長と神経系発達のバランス 先ほどのデータを再掲します。 眼球の成長速度 乳児⇒直径16.5〜17mm 3歳⇒22.5mm それ以降、14歳まで⇒0.1mm/年 大人⇒で23〜24mm 神経系型 生まれてから5歳頃までに成人の80%にまで、 12歳でほぼ 100%に成長 眼球の物理成長は、一般系で、 それをコントロールする脳や神経は神経系になりますでしょうか。 神経系型の大きな変化時期は、第一次性徴の1回だけですが、 一般型は、第一次性徴と第二次性徴の辺りの2回、 それぞれ急激に変化しますよね? 第二次性徴に至っては、神経系が完成に近い状態になってから、 眼球の急成長が起こっているとも言えます。 この辺りが眼のバランスを成長要素によって崩しやすいところになると思われます。 ん? あれ??? でも、なんかおかしい気が・・・ 眼球の成長サイズ・・・一般型の形になってないような・・・ 折角データがあるので、眼球成長のグラフ作って合わせてみましょうか。 スキャモンの成長曲線と眼球成長の合成グラフ こうなりました・・・汚いですけど。 一般型よりも、神経系型に近いですよね? まぁ、そもそも、概念図的なグラフと精密比較しても、 意味が無いと言えば意味が無いんですが・・・ とりあえず、このグラフに意味があるとして、話を進めます。 眼球成長が3歳までの部分と、 3歳以降14歳までの部分で、若干神経系型曲線と乖離がありますね? 神経系と眼球の急成長・・・ このグラフを見ると、神経系の発育が80%完了してしまってますから、 弱視の改善リミットが、6〜7歳と言われるとまぁ納得しちゃいますよね。 でも、神経ネットワークの発達・・・を示しているワケでは無いんですよね。 以前どこかで書きましたが、本当にリミット過ぎたら治せないんでしょうかね? 人間、どんな能力があるかわかりませんからね〜 ところで・・・ 子供と大人の定常入力Aの差 どれ位なんでしょうね? 仮に、 リンパ系のグラフ(曲線)が、 子供の副交感神経の優位傾向とその出力の強さと連動していると考えます。 副交感神経優位⇒リンパ球増加傾向 ってなこともありますので、 子供の頃に、免疫系の組織が12〜13歳位でピーク(成人の2倍量(@@))、 それ以降減少して、成人(大人)レベルに収斂するという挙動に合わせて、 組織が多い分、成人よりもリンパ球とかがより多く必要なワケです(たぶん(^^;)) つまり、リンパ系型のグラフに合わせて、 副交感神経からの出力が大きい方向にバイアスが働いている可能性が想定されます。 つまり、 定常入力Aの変動幅⇒ 子供 > 大人 定常入力Aの変動幅は同時に、 「必要遠視量」でもあります。 そうしないと、 定常状態での副交感神経最大時に無限遠に合焦出来ず、近視になります。 スポンサードリンク 必要遠視量が確保出来ない2つの近視化パターンの要因 近視・遠視が混在 (眼球サイズに対し、定常入力Aが大き過ぎる) 近視⇒ 定常入力A変動幅の最大値寄り側 遠視⇒ 定常入力A変動幅の最小値寄り側 解決するには? 定常入力Aを減らす or 定常入力A固定で、眼球サイズの成長を待つ ・・・ってな感じとなります。 この記事では、軸性近視などの眼球の異常変形・変位での近視化は除外して考えます。 ちなみに・・・ 毛様体筋トレーニングで治せない部分のお話であることに注意・・・です どちらも毛様体筋のコントロールの話ではあるんですが、 下図のような違いがあります。 子供(成長期) 「近視+遠視」 毛様体筋トレーニングで治せないパターン 毛様体筋トレーニングの思わぬ何かしらの副次効果で改善する可能性はゼロとは言えないけど・・・ あくまで、定常入力Aというものがあると仮定しての推論だということもお忘れなきよう・・・ 定常入力Aが増えるのは何故?、副交感神経が亢進しているから? きったない線ですけど(^^;) OpenOfficeのClacってスプライン曲線ないみたい?でも、メンドクサイから手抜き。 先ほどは、リンパ系型に連動して・・・なんて書きましたが、 もしかすると、 眼への定常入力Aとしては、 茶色の曲線みたいになだらかになるかも知れないし、 生殖器型の影響を受けて、緑の曲線みたいになるかも知れないし、 それらとは実は連動が無くて、青色の曲線みたいに一定しているのかも知れません。 下図は、リンパ系型に連動して、下山ルート途中で、 定常入力Aの減少が眼球サイズに対して不足してしまい、 近視化するケースの例となります。 これとは、逆に、うまく行ってるパターンは下図。 子供(成長期) 「正視+遠視」が眼球成長しても、「遠視+正視」を維持するパターン 実際には、同様なバリエーションがたくさんあります。 例えば、 「遠視+遠視」、「近視+遠視」、「近視+正視」、「正視+正視」、「近視+近視」 というパターンがその時々の状態によって混在することになります。 ちなみに、最終理想形は下図。 ここでは、大人の定常入力A変動幅によるピント差は、 錯乱円(イメージ・サークル)で吸収出来る程度と想定してますが、 人間の眼の仕組み的には、ごくごく弱い遠視があるのが正常状態なのかも知れません。 定常入力Aは、副交感神経の止められない最大出力+小入力⇒無限遠合焦 という位のバッファが無いとすぐ戻れない近視に進むことになってしまいますしね? 実際にどうなっているかは定かではありませんが、 眼球の成長サイズと、定常入力Aのバランスの中で、 定常入力Aが多過ぎる傾向(≒副交感神経が亢進)すると、 近視になる可能性が高まる ・・・とは言えると思います。 眼球の成長速度が一定とすると、 合わせなければいけないのは、定常入力A側、 でも、副交感神経が基本優位な子供の全身のリズムの派生として、 定常入力Aというベース値がある程度決まってしまうとすると、 自在に微調整出来ないというジレンマが生じます。 子供時代・・・そうでなくても副交感神経優位な傾向なのに、 生活習慣によっては、それを亢進(加速)させる可能性がありますよね? ところで・・・ 現代の子供はストレスが高いの?低いの? 視力回復のために知りたい眼のメカニズム|近視者が急増|誰も着目しない新要因3つへの独自見解とメカニズム|独自まとめその2|視力回復コア・ポータル でもちょっと書いてますが、 ある部分では、世の中の危険因子は減っています。 警戒度が減って、 昔よりはリラックス・ベースな生活になってる部分があると思います。 お子さんの子育て環境はどうでしょうか? 訴訟を恐れて?、学校や近所では怒られることも無くなり、 家庭では、一人っ子が増えて?甘やかされ・・・ 塾通いで外で遊べずだったり、 あるいは、好きなゲームにのめり込み、 外で運動しないインドア派も増えた? そうすると・・・ 拮抗・抑制の役割でもある交感神経の働きが弱まり、 より副交感神経が亢進してしまう可能性があります。 副交感神経が亢進するのが、 結果的にアトピーが増えてる要因だったりもするそうですから、 副交感神経が亢進してるお子さんが増えている ・・・のでは無いでしょうか? 一方、ストレスを感じるお子さんが増えてるというワードも見かけますよね。 一体どっちなの??? とりあえず、今回はここまでにします。