天人鳥のいる暮らし (別館)
赤外線(擬似)カラー写真の部屋
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本館
赤外線写真をImageMagickを使って色々と楽したい 最初の内はそれも楽しいんですけど慣れてくると面倒くさい(^^;) |
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〜この記事で比較するカメラ(赤外線改造カメラ2台と非改造カメラ1台) と 素材写真の情報〜 |
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・・・って、大したカメラはありません・・・ ちなみに非改造カメラとして出場しているDSC-HX100V君は、 IRカットフィルターの性能が良すぎて、 "まったく"赤外線フィルターで遊ぶ余地はありません(^^;) ノーマル写真も赤外線写真加工手順にのっけると面白くなったりするんであげてみてます。 |
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赤外線改造カメラ#1 (故障でリタイア) | |
機種 | Olympus μ710 |
IRフィルタ | レンズ前はめ込み交換方式 FujiFilmセルロースフィルター SC66 / IR78 セルロースフィルタSC66→IR78 |
F値: | F/3.4 |
露出: | 1/400s |
ISO: | 64 |
露出補正: | 0EV |
ノーマルカメラ (ネオ一眼) | |
機種: | Cybershot DSC-HX100V |
F値: | F/5 |
露出: | 1/30s |
ISO: | 800 |
露出補正: | 0EV |
(そういえば、動画からの切り出し画像だった!) |
赤外線改造カメラ#2 (液晶破壊で使いにくい(^^;)) | |
機種: | Fujifilm FinePix F70EXR |
IRフィルタ | ボディ内埋込方式 FujiFilmセルロースフィルター SC66 → IR78 SC66でピントコンディション悪く、 現在は、IR78にしているけど、これまた良くない(^^;) |
F値: | F/3.3 |
露出: | 1/500s |
ISO: | 400 |
露出補正: | 0EV |
この記事で使用するオリジナル画像3枚とヒストグラム。 上のカメラ順に縦列左から右に対応となります。 |
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ヒストグラムグラフサイズは256x200ピクセル。 x軸はカラー値(0〜255)(左側が0)、 y軸はそのカラー値の実際の数(ヒストグラム高さは正規化されます)。 各RGBチャネルのヒストグラムは、それが表す色で表示と説明(Histogram:)されてます。 本記事では、これを比率固定横幅指定縮小([GIMP] convert hist_org.png 230x hist_out.png)しています。 赤外線改造カメラ#2の写真、全然正規化されてないじゃん?って一瞬見えますが、よく見ると、一番右側のピークがヒストグラムの天井を突いてます。 |
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また、Adjustments Using Histogram Modificationによると、 簡単な見方のポイントは、ヒストグラムが横軸いっぱいに広がっていると良好なコントラスト、全体あるいは塊が左に寄っていると暗く、右に寄っていると明るくなる。ヒストグラム間にギャップがあると減色などカラー低減を示している、というあたりかな。 ヒストグラムは、全画素をなめて、RGB(256x256x256)チャネルそれぞれに正確に積み上げてからRGB合成して作成されているよう。ただ、各チャネルのグレイスケールの3枚重ねの図を見ても、リニアな24bitカラーの分布グラフを想像するのは自分は難しい。必要であれば、この大量のリニアなカウント情報はテキスト形式で出力出来ますけど、どう使えるかはまだ調べてない(^^;) [GIMP] convert 元画像.jpg -define histogram:unique-colors=true -format %c histogram:info:- |
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単純カラースワップ ( R/B channel swap ) 〜赤外線擬似カラー写真のセオリーな方法〜 |
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赤外線改造カメラ#1の画像は、オリジナルのヒストグラムバランスを見てもうまく撮影出来ているほうで、 単純な赤青SWAPでも結構良い感じになってます。 #3の方は全然ダメですね。 ( R/B channel swap ) |
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一般的な赤外線擬似カラー写真の為の前処理として、色温度の調整を行います。RAW撮影出来るカメラだとRAW現像処理の中で色温度を簡単に変えられるのですが、自分みたいにJPG保存しか無いカメラしか持っていないといろ温度の事後調整は簡単ではありません。GIMPのアドインで色温度の調整が可能なスクリプトを以前見つけましたが、単一色のベース画像と原画像を透過率を変えて合成していく、という仕掛けで自分的には、ちょっと使いにくかったです。 |
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GUIではなくコマンド実行ベースだとコレだけ。 [GIMP] [Red/Blue Channel Swap] convert 変換前.jpg -separate -swap 0,2 -combine 変換後.jpg [GIMP] [Red/Green Channel Swap] convert 変換前.jpg -separate -swap 0,1 -combine 変換後.jpg [GIMP] [Green/Blue Channel Swap] convert 変換前.jpg -separate -swap 1,2 -combine 変換後.jpg |
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結構面白い画像のベースが出来上がるコトもあるので、セオリーのR/Bだけじゃなく、R/G、G/Bもスワップ。 GIMPコマンドベースで環境を組上げておくと、とりあえず頑張るのはコンピュータなので、だめもと生成はさせておきます(^^;) |
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単純カラースワップ ( R/G channel swap ) |
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今回は、赤外線写真じゃないノーマル写真の天人鳥(天人鳥)のくうちゃんのクチバシが面白い。 |
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単純カラースワップ ( G/B channel swap ) |
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RGBチャネル分離 (RGB channel separate) |
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分離した各グレースケールを色々いじって再合成するとアラ不思議ってなコトもあります。 今回の記事では触れないかも知れませんが、この技使うと、色分離が悪い赤外線写真も結構面白く出来たりします。 |
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ちなみに、モノクローム |
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モノクロも奥が深いので単純では無いけど、とりあえず、コマンド一発。 [GIMP] convert 変換前.jpg -monochrome 変換後.jpg |
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今度は、グレイスケール |
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グレイスケールももっと奥が深いので単純では無いけど、またもや、コマンド一発 (^^;)。 [GIMP] convert 変換前.jpg -modulate 100,0 変換後.jpg |
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ちょっと暗い? それじゃ、オートレベルもお付けして・・・ [GIMP] convert 変換前.jpg -modulate 100,0 -auto-level 変換後.jpg |
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ちょっと逸れ過ぎた・・・ |
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「色温度」機能しか頼れないのかい? |
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先達が赤外線(擬似)カラー写真を考案、模索する中で一番良い方法が、 処理前の色温度調整だったんでしょうけど、 どうせ擬似なんですから、美しい作品が出来れば手順は画一的で無くてもアリなんじゃない? と、考えてみる。 |
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可視光と赤外線の端っこの真ん中は605nm位なので、セルロースフィルターのSC66を入手してみた訳です。IR78は、赤外線写真を知ってすぐにあちこち漁った結果そうしたんですけど、当時は赤外線擬似カラーの意識が無かったから一応正解だったと思うんですけど、擬似カラー(pseudo-color)をやりたい今では、やっぱりちょっと苦しいフィルターっぽい。 |
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赤外線写真の理屈は、撮像素子はどうしても赤外領域まで反応してしまうので、通常写真の場合には邪魔な光要素な訳です。手っ取り早くこの邪魔な光を遮断する為に、IRカットフィルターが導入されているんですが、IRカットフィルターにも性能があるので、IRカットフィルターを付けたままでも赤外線を受け取りやすいカメラが存在するのはこいういう理由からのようです。で、取り外したままで美しい写真が取れればいいんですが、そのままだと赤カブリのような写真になってしまいます。もっとGreen/Blue要素を遮断する必要がある訳です。それで、もう少し可視領域まで許容出来るIRフィルターを別途付けるコトで、目的が叶うコトになります。 |
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スノー効果やウッド効果と呼ばれる赤外線写真独特の効果、それを活かしつつそれ以外の色味を通常写真に近づけるには・・・と、先達が取り組んで来たんですね。理屈的に一番キレイに出来るのは、通常写真と赤外線写真を同一ロケーションで撮影して事後合成と思うのですが、まぁ手軽にはいかないですよね。 |
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カットしてしまったGreen/Blueのチャネルを良い感じに復活させれば完成で、その手法の一つがカラースワッピングとなる訳ですね〜。 |
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交換じゃなくてずらすって出来ないんかね? |
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normalizeって機能適用してみます。 |
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ヒストグラムが近付いた所で交換したらどうなる? |
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もっと良い感じのイコライズという機能を試す |
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あれ? 良い感じじゃない? #1の写真だけだけど。 |
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理屈が通らないけど、ここでスワップ (^^;) #1のは良い感じな気がする。多分、最初の単純スワップ写真をシンプルな色調整作業で加工してもこうはならないと思う。 |
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何かモワっとなった。 |
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#2がやっぱり難しい |
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Redチャンネルの両端削ってコントラストあげてからRBスワップ。 |
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GBチャンネルを補色にしてRチャンネル加えて再度補色にしたら狭まった。 |
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狭まったのでイコライズしてみる。 |
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良い感じなので彩度を上げてみる。 |
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良い感じなのでもすこし彩度を上げてみる。 画面小さいからわかりにくいけど、十分あがってた。 |
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ちょっと色相いじってみる(とりあえず、60度、90度、180度) #2はそれなりに色分離はしてるけど、やはりいまいち。ってか、素材(構図)も悪かったか (^^;) |
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最後 |
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まとめ |
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・・・ってもうまとめかい!? とりあえず以前から自分で使ってたスクリプトに説明文を付けて流れを作ってみた訳ですが、分かってないで使ってる所がたくさん (^^;) 途中からからGIMPコマンドも端折ってしまってますが、こんな感じでうまく生成出来たパターンは次回からコンピュータが頑張ってくれるので、出来上がりを楽しむ、というスタンス中心に出来ます。 |
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気に入っていた赤外線改造カメラ#1の故障で気持ち遠ざかっていた赤外線カラー写真ですが、徐々に再始動しようかな? こんな感じの記事も勉強がてら気が向いたら書いていこうとは思ってます。 さてと・・・これはもうウェブリでの投稿はかなり面倒くさいし、FC2に入れるのが吉かなぁ〜 |
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